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U―21日本代表DFチェイス・アンリが見据えるのは“ファンダイク超え”「世界一のセンターバック」

[ 2022年4月8日 20:54 ]

ドイツ1部シュツットガルトへの加入が決まったU―21日本代表DFチェイス・アンリが会見
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 目指すは世界一のセンターバックだ。ドイツ1部シュツットガルトの下部組織であるU―21チームに7月から加入するU―21日本代表DFチェイス・アンリ(18)が8日、福島県郡山市内の母校・尚志高で加入内定会見を行い、「世界一のセンターバックになること。欧州チャンピオンズリーグに出場して優勝することが目標です」と高らかに誓った。

 昨秋に2週間の練習参加を経て、「技術的な部分が全然足りないと実感して、自分はここに来ればもっと上手くなれると思って選んだ」という。もちろんJで成長する道も検討したが、心は徐々に欧州挑戦に傾いていった。

 先輩たちの後押しもあった。同クラブに所属する日本代表MF遠藤航(29)やMF伊藤洋輝(22)からは「すぐ来た方がいいよ」と言葉をかけられた。「遠藤航くんはキャプテンもやっていて、この人からもっと学ばないといけないなと思った」。森保ジャパンの主軸を身近に感じることで、プレーだけでなく世界を見つめる視野も広がるはずだ。

 憧れはプレミアリーグのリバプールに所属するオランダ代表DFファンダイク。ヘディングが強く、足が速く、ビルドアップもできる万能型だ。しかし、ただ憧れているだけではない。「ファンダイクを超えるようなセンターバックにならないといけない」。“世界一”を見据えるチェイスにとって、憧れの存在も乗り越えなければならない壁。「人一倍、二倍努力したい。これから死ぬほど努力して頑張りたい」と意気込む“大器”は、欧州の地で頂点への第一歩を踏み出すことになる。

 米国人の父と日本人の母を持つチェイスは、1メートル87の長身センターバック。昨年10月には2世代上のU―22日本代表に飛び級招集され、今年1月の国内組限定で行われたA代表候補合宿にもトレーニングパートナーとして参加した。3月にはU―21日本代表としてドバイ杯U―23に出場し、大岩ジャパンの初タイトル獲得に貢献した。

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2022年4月8日のニュース