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日本代表MF旗手 インサイドハーフで狙う“下克上” W杯メンバー入りへ「自分次第」

[ 2022年3月27日 12:03 ]

日本代表MF旗手怜央
Photo By スポニチ

 29日のW杯アジア最終予選ベトナム戦(埼玉)に向け千葉市内で合宿中の日本代表MF旗手怜央(24)が27日、オンライン取材に応じた。7大会連続のW杯出場が決まった24日の敵地オーストラリア戦では出番なし。ここからは、本大会のメンバー入りへ、“下克上”を狙っていく。「(W杯は)TVでずっと見てきた舞台」と憧れを語り、「現段階では決まった中のメンバーにいる。少なからずチャンスはあると思うので、今まで憧れだった舞台に立てる可能性があると感じている。そこに出られるか出られないかは自分次第。残り少ない期間の中で成長できるようにしたい」と話した。

 今冬に川崎Fからセルティックに完全移籍。デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチ、2戦目で移籍後初ゴールを決めた。快調な出足に見えたが、自身では「ピッチコンディションや気候も全然違う。そこに慣れるまでに時間がかかった」と話す。球際の激しさ、攻守の切り替えの速さ、プレースピードの違い。サッカーのスタイルも異なり、適応にも苦戦した。それでもチームのサポートで徐々に慣れてきているという。「うまくいかないことも僕にとっては凄くありがたいこと」と前向きに口にした。

 そのセルティックで務めるインサイドハーフで、代表でも出番を狙っていく。前線から中盤、サイドバックまでこなすユーティリティー性を持つ24歳は「今自チームでやっているポジションで勝負できるのは一番ありがたいことなので、インサイドハーフでプレーさせてもらえると嬉しい」とキッパリ。「今出ている守田選手や田中選手と比べるのであれば、(自身は)攻撃的な選手なので結果を求めていかないといけない。ゴールだったりアシストという部分だと思いますけど。でも人と比べることなく、自分は自分自身で特長を出していきながらやることが一番いいと思う。そこまで比較もせず、自分自身にフォーカスを置いてやっていきたい」と力を込めた。

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2022年3月27日のニュース