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日本代表MF原口「今、W杯に対してめちゃくちゃ燃えている」ロストフの悲劇を一度も忘れず

[ 2022年3月27日 11:47 ]

日本代表のMF原口元気
Photo By スポニチ

 29日のW杯アジア最終予選ベトナム戦(埼玉)に向け千葉市内で合宿中の日本代表MF原口元気(30)が27日、オンライン取材に応じた。

 24日の敵地オーストラリア戦では後半39分の途中出場から7大会連続のW杯出場に導く先制点の起点となった。約8カ月後の本大会のメンバー入りに向け、ベトナム戦からはサバイバルの火ぶたが切られる。「ポジションを奪うためにここからはギラギラしてやっていきたい」と誓った。

 切り替えはオーストラリア戦直後から始まっていた。試合に出場していたにも関わらず、試合後はゴール裏でコンディション調整のために走る選手たちの中に、自身も交じった。

 「(W杯出場が)決まって嬉しかったんですけど、頭の中では次のベトナム戦に向けてどれだけいいコンディションで臨めるか、僕自身チャンスがあるんじゃないかなと思っているので、そっちに切り替えていた。喜んでいる場合じゃないとは思っていたので」

 4年前、ロシアW杯では2点リードから残り1分でベルギーに勝ち越しを許す“ロストフの悲劇”を経験。ベスト8にたどり着けなかった経験を忘れたことはない。

 「それ(4年前の記憶)だけを考えて代表活動をやってきましたし、日本代表がもう1個上のステージに行くために、僕らの世代が最後をそこを突破することが、何て言うんですかね…僕らの世代の大きな課題かなと思っています」

 前回大会の最終予選では4試合連続ゴールを挙げるなど中心として活躍したが、今回の予選では途中出場が多く、出番は少なかった。

 「現実的に僕はこの予選で多くの出場機会はなかったですけど、どうやったらチームがW杯に行けるかを考えて行動していた。今W杯が決まったので、ここからはさらに自分のことを考えて、もちろんチームのためにやるんですけど、ポジションを奪うためにギラギラしてやっていきたい」

 控えに甘んじ続けるつもりはない。プレッシャーがかかる状況を前向きに捉え、先発への返り咲きを狙っていく。

 「逆に言うとこのシチュエーションは僕、凄く好きなシチュエーションで。やはり反骨心が出てくるシチュエーションは凄く得意ですし好きなので、今の状況は個人的に凄くいいなと感じていて。チャンスがくれば凄くいいパフォーマンスができるんじゃないかなと思っていますし、W杯まであと数試合しかテストマッチできないですけど、必ず自分自身を表現できるチャンスが来ると思っていますし、そのタイミングが勝負だと思っているので。その数試合に僕自身の全てを懸けて(いきたい)。今、W杯に対してめちゃくちゃ燃えているので、必ずチャンスをものにできるように、本番では出られるように頑張ります」 

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2022年3月27日のニュース