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大迫代表入り 右足裂傷から復帰も…抜糸はまだ 森保監督「昨日120分戦い抜いた」と評価、今後見極め

[ 2022年3月16日 14:20 ]

森保監督
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会は16日、W杯アジア最終予選オーストラリア戦(24日、シドニー)、ベトナム戦(29日、埼玉スタジアム)の代表メンバー27人を発表した。

 右足裂傷から復帰したばかりの大迫勇也(神戸)や吉田麻也(サンプドリア)らが代表入り。負傷離脱したDF冨安健洋(アーセナル)が選外となった。

 大迫の選出について、代表の森保一監督は「招集については、彼の怪我からの回復状況見てきた。昨日ACLプレーオフで、彼が延長含めて120分戦い抜いたということで、プレーを見てということ。その後のリバウンドも確認しつつ、招集の発表ということになりました」と述べた。

 その上で「疲労は違った形で時間が経過して出て来たりとか、痛みも出て来たりが考えられる。ここから経過観察もしながら。大迫だけではなく国内外今週末も試合があります。その試合を終えて選手たちがどういう状況になったかを見極めて、オーストラリア戦を戦うメンバーを決めるということになると思います。神戸は次の清水戦もあると思いますので、そこで見ていきたい」とした。

 大迫は今月2日のマリノス戦でシュートを放った際、右足に相手スパイク裏が当たって裂傷を負い、リーグ戦2試合を欠場していた。しかし、15日、ACLプレーオフ・メルボルンV戦にフル出場し、今季公式戦初得点を含む2得点。「抜糸もしていない」状態ながら負傷の影響を感じさせないパフォーマンスを見せていた。

 メンバーは下記の通り。

【GK】
川島永嗣(ストラスブール)
権田修一(清水)
シュミット・ダニエル(シントトロイデン)
谷晃生(湘南)

【DF】
長友佑都(FC東京)
吉田麻也(サンプドリア)
佐々木翔(広島)
酒井宏樹(浦和)
谷口彰悟(川崎)
山根視来(川崎)
植田直通(ニーム)
板倉滉(シャルケ)
中山雄太(ズヴォレ)

【MF、FW】
大迫勇也(神戸)
原口元気(ウニオン・ベルリン)
柴崎岳(レガネス)
遠藤航(シュツットガルト)
伊東純也(ゲンク)
浅野拓磨(ボーフム)
南野拓実(リバプール)
守田英正(サンタクララ)
三笘薫(サンジロワーズ)
前田大然(セルティック)
旗手怜央(セルティック)
上田綺世(鹿島)
田中碧(デュッセルドルフ)
久保建英(マジョルカ)

 オーストラリア戦は日本時間24日午後6時10分開始。日本代表は2月1日のサウジアラビア戦でW杯予選5連勝とし、現在、勝ち点18でB組の2位。オーストラリアに勝てば、7大会連続のW杯出場が決まる。

 ▽日本のW杯出場決定条件 最終予選B組は現在の上位3カ国で本大会自動出場の2枠を争っており、3位はプレーオフに回る。現在2位の日本は次戦で3位のオーストラリアに勝てば2位以上が確定し、本大会出場が決まる。引き分けならオーストラリアとの勝ち点差は3のままで、29日の最終戦ベトナム戦に引き分け以上で出場決定。敗れると勝ち点が並び得失点差で3位に転落し、最終戦での自力出場がなくなる。

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2022年3月16日のニュース