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JとNPBの合同コロナ対策会議 村井チェアマン最後の出席「野球界との連動があり、ここまで来られた」

[ 2022年3月7日 12:44 ]

村井チェアマン
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 Jリーグの村井チェアマンは7日、NPBとの新型コロナウイルス対策連絡会議後にオンライン取材に応じた。3月で任期が満了する村井チェアマンが同会議に出席するのは今回が最後となり、次回から3月15日付けで新チェアマンに就任する野々村芳和氏(49)が出席することも合わせて報告された。

 日本2大プロスポーツ機構がタッグを組んだ同会議は20年3月3日に発足。この日はちょうど約2年、節目となる50回目の開催となった。Jリーグは会議の翌日に定例で各クラブの社長との実行委員会を実施。この2年で感染対策のガイドラインは47版を重ね、村井チェアマンは「野球界の懐の深さに救われていたというか、Jリーグ単独では何もなしえなかったと思っています。先生方の助言があり、野球界との連動があり、ここまで来られたなと感じております。継続してやってきたガイドラインが、一つの私の財産かなと思っています」と感慨深げに振り返った。

 この日の会議では、オミクロン株を想定した場合の検査の感度、頻度を再シミュレーションした内容を共有。その中で「2週間に1回のPCR検査よりも、1週間に2回の抗原定性検査の方が同一組織内でのクラスター発生率が低い」とのデータが示されたという。それを受け村井チェアマンは「1週間2回の抗原定性検査が一定程度、妥当であろうということが分かりました。それに加えて不安、リスクがあれば、今は当日検査を加えてマックス(週)3日でやっていますので、Jリーグとしては基本線は今の状況でいいのではないか、というきょうの答申だったと理解しています」と報告した。 ただし、抗原定性検査は、PCR検査に比べ6割程度の感度だというデータも同時に示されたようで、そのことも踏まえ、村井チェアマンは今後へ向け「逆に言えば4割が漏れている可能性のある中で、どのように周知徹底していくのか、というコミュニケーション、このあとのデータの精度を上げていく話し。この辺りは2週間待ちたいと思っています」との見通しを示した。

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2022年3月7日のニュース