×

イニエスタ、初ゴール!神戸、クラブワーストタイの開幕5戦未勝利も反攻へ巻き返しの光

[ 2022年3月7日 05:30 ]

明治安田生命J1第3節   神戸1ー1広島 ( 2022年3月6日    Eスタ )

<広島・神戸>前半、先制ゴールを決め喜ぶ神戸のイニエスタ(左)ら
Photo By 共同

 明治安田生命J1リーグは各地で8試合が行われ、神戸は敵地で広島と1―1で引き分けた。前半28分に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)がJ1通算20点目となる今季初ゴールを決めて先制。後半37分にセットプレーから同点ゴールを許した。開幕から5戦未勝利は、1999年と並ぶクラブワースト。

 主将の今季初ゴールでも勝てなかった。神戸は前半28分、小田がドリブルで中央に持ち込むと、右サイドの山口へ展開。山口が中央へ折り返したパスにイニエスタが飛び込み、右足で合わせゴールネットを揺らした。

 「全体的には良い試合ができたと思っている。試合の大半を支配できて、ゴールも決められた」

 大迫、武藤の2トップがコンディション不良でベンチ外と両雄を欠く中、攻撃陣をけん引。相手ディフェンスを完璧に崩す連係プレーで、J1通算20点目をマークした。

 勢いに乗る大黒柱は32分にも前線にいた山口へパスを供給するなどチャンスを演出。だが、見えていたはずの白星が消えたのは、後半37分だった。FKから佐々木に同点ヘッドを許し、以降は波状攻撃をくらいゴールを守るのがやっと。勝ち点3を逃し「勝つ上で足りなかったのはチャンスをもっとものにするところと、守り切る部分が足りなかった」と笑顔はなかった。

 開幕から5戦未勝利は99年に並ぶクラブワースト記録。ただ、中4日で11日に鹿島戦、15日にはACLプレーオフ・メルボルンV戦と過密日程が続く。「毎試合毎試合良くなっている感覚を大事にして、自分たちを信じて戦っていくこと」とイニエスタ。下を向いている暇はない。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月7日のニュース