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イタリア連盟会長がイタリア国内でのウクライナ・リーグ開催を提案 支援の一環で

[ 2022年3月5日 11:06 ]

 イタリア・サッカー連盟のガブリエレ・グラビナ会長(68)がウクライナのリーグ戦をイタリア国内で受け入れる方針を示したと地元紙コリエレ・デレ・セーラが4日に報じた。

 ウクライナの国内リーグはロシアによる侵攻を受け、2月25日以降の試合が行われることなく中断。グラビナ会長はこの状況に触れ「紛争が始まってすぐ(ウクライナ・サッカー協会の)パベルコ会長に援助を申し出た。我々には避難を受け入れ、彼らの大会を行う用意がある」と語った。

 グラビナ会長は「サッカーはかつてない連帯を見せている。強力で社会的な団結を示す偉大な競技なんだ。国連の加盟国193に対して国際サッカー連盟(FIFA)は211の連盟が加盟している。我々は団結して着実に前進し“戦争反対”を叫んでいる」とウクライナ支援への強い決意を示した。

 国内リーグに多くの代表選手を抱えるウクライナ協会はFIFAに対し、24日開幕のW杯カタール大会欧州予選プレーオフの開催延期を求めるなど選手が競技に打ち込める環境にはない。グラビナ会長による異例の提案が実現する可能性は不透明だが“サッカー・ファミリー”の団結を示していると言えそうだ。

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2022年3月5日のニュース