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横浜・仲川、4年ぶりの1試合2発 「練習でも入ったことない」芸術弾で王者・川崎F撃破

[ 2022年2月23日 21:25 ]

明治安田生命J1リーグ第9節   横浜4─2川崎F ( 2022年2月23日    日産ス )

<横浜・川崎F>この日2ゴールを上げ、マスコットに囲まれ笑顔を見せる横浜・仲川(撮影・木村 揚輔)
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 横浜は23日、ホームで王者・川崎Fと対戦し4―2で逆転勝ちした。前半32分に先制を許したが、後半に入って自慢の攻撃陣が爆発。FW仲川輝人(29)、FWエウベル(29)がそれぞれ2得点を決める活躍を見せた。

 仲川は18年9月の仙台戦以来となる1試合2発。まずは1―1の前半13分にエウベルのクロスに反応し、ゴール前に飛び込み右足で合わせて勝ち越しに成功すると、圧巻は3―2の後半33分。左サイドで仕掛け、最後は右足を振り抜き巻いたシュートでゴール右端に叩き込んだ。「練習でも入ったことないぐらいの、10回に1回でるくらいのシュートだったんですけど、(あの一発で)自分たちに流れを引き戻せたと思う。ラッキーだったかなと思います」と、自身もびっくりの芸術弾。「勝負の年」と臨んだ今シーズンの2戦目で、早くも完全復活を印象づける活躍だ。

 仲川は19日のC大阪との開幕戦でもゴールを決めており、これで計3点。早くも一昨年、昨年の得点数を超えた。「開幕戦で(ゴールを)取れて気持ち的にもホッとしたという部分と、あとは自信がついた部分もある」。勢いを持って臨んだ“大一番”で、快勝の立役者となった。

 チームが川崎Fに勝ったのは優勝した19年11月以来5戦ぶり。くしくも川崎Fが4失点を喫したのもその試合以来となった。ただシーズンは始まったばかり。王者相手の快勝劇にも仲川に慢心はない。自身に関しては「中も縦もどっちも相手の脅威になれるようなパターンというか、攻撃する姿勢をもっと出していかないと、今後は難しくなると思う」と課題を口にし、開幕戦に続き先制点を許したチームについても「先制点とって先に主導権を握る試合をやっていかないと、この先、上位というかチャンピオンになれないと思っているので、そういう試合をやっていかないといけないと思います」ときっぱりと話した。

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2022年2月23日のニュース