×

サンプドリア吉田麻也 イタリア語でインタビューに対応 日本代表のロッカー「掃除したくて仕方なくなる」

[ 2022年2月24日 00:29 ]

吉田麻也
Photo By スポニチ

 サッカーのセリエAでサンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也(33)がDAZNイタリア版のインタビューにイタリア語で応えた。外国人選手に文化面を話題を語ってもらう「クルトゥーラ」というシリーズでジェノバ市内にあるラーメン店兼居酒屋で撮影が行われた。

 「欧州で何が一番、変だと思った?」という質問には初めての海外移籍でVVVフェンロ入りした10年当時を振り返り「オランダではみんな背が高い。日本はみんな背が低かった。外に出てから日本の文化というものにリスペクトを覚えた。当たり前だと思っていたものが、特別なんだってね」と述懐。周囲との調和や仕事へのこだわりが強い日本人のイメージに関しては「あまりに厳しいと僕は思ってる。もう少し気楽な方がいい。イタリア人のように気楽過ぎなのも良くないけどね。イギリスくらいがちょうどいいかな。その半分」と苦笑した。

 そんな吉田でも18年W杯ロシア大会で日本代表がロッカー室をきれいにして評判になった件では日本人らしいこだわりに言及。「これが文化だからさ。僕も好きだと思っている。ここだけじゃなくてイギリスもオランダもそうだけど、スポーツ施設に行くたびに気分が悪くなる。…もう、掃除したくて仕方なくなるんだ」と訴えた。

 過去にセリエAで活躍した日本人選手にも言及した。中田英寿に関しては「僕のアイドルだった。ローマ、パルマ、フィオレンティナと、信じられないキャリアを歩んだからね」、長友佑都には「僕の友達だ。もう日本代表で10年くらい一緒にプレーしているかな。とても変なヤツで、でも強くて、凄く親しみのわく人だ。大好きな人だよ」と語った。また、本田圭祐に関しても「彼とは同じチーム(名古屋)にいた。部屋に行ったけど、何にもなくて。“自分はヨーロッパに行くからだ”と」と振り返った。

 1月6日のカリャリ戦で右太腿裏を負傷して戦列を離脱した吉田だが、今月22日の練習から試合形式の練習メニューにも参加。復帰が間近となっている。

続きを表示

2022年2月23日のニュース