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ボーフムFW浅野拓磨がW杯カタール大会への思い吐露「自分でも怖くなるくらいW杯にとらわれている」

[ 2022年2月23日 05:30 ]

浅野拓磨
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 ボーフムの日本代表FW浅野拓磨(27)が22日、オンライン取材に応じ「W杯」への思いを語った。「あまり口にもしたくないですが、前回W杯はメンバー入りできず、バックアップメンバーとして参加しました。そこを離れた瞬間から次の4年後のW杯だけを意識して1日1日を過ごしてきた。自分でも怖くなるくらいW杯にとらわれているなと感じてます」と話す。

 その思いが1つの形となったのが、森保ジャパンにとって転機となった昨年10月のW杯最終予選オーストラリア戦(2―1)。1―1で迎えた後半41分、劇的な決勝ゴールを誘発したのが、後半33分に投入された浅野だった。選手とすれば先発したいのは当たり前。だが、浅野は「途中出場」さえもポジティブに捉えている。

 「途中からでもヒーローになれると信じている。スタートから出ることがヒーローではない。チームを勝たせるのがヒーロー。チームが勝つことが一番ですが、内心では正直、0―0で進んでくれって思ってたりもするんで(笑い)。そこはある意味でエゴかもしれませんけど」。ドイツ、セルビアで5年半、揉まれてきた。変化したのは「エゴ」への意識。ピッチ内外で良い意味での自我が芽生えている。

 日本代表は7大会連続のW杯出場に王手をかけ、3月24日に敵地でW杯最終予選オーストラリア戦、同29日にはホームでベトナム戦が控える。浅野の今季はここまで出場17戦1得点も「常に意識してるのは2桁。その目標も低くはないので、まずは集中する意味でも残り試合で最低でも5得点5アシストは成し遂げたい」と意気込む。W杯出場を見据え、ジャガーがドイツで牙を研いでいる。

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2022年2月23日のニュース