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アルベル監督「重要な選手」 FC東京ルーキー松木玖生が開幕ベンチも

[ 2022年2月17日 15:27 ]

青森山田出身のルーキーMF松木玖生
Photo By スポニチ

 2022年のJリーグは18日に開幕し、川崎F―FC東京(等々力)の1試合が行われる。注目の「多摩川クラシコ」に臨むFC東京のアルベル新監督(53)が17日、オンライン取材に応じ、大物ルーキーのMF松木玖生(18)について言及した。

 U―22日本代表に飛び級で招集されている松木は、主将として青森山田高を全国高校サッカー選手権で優勝に導き、高校3冠を達成。技術とフィジカルを兼ね備えたボランチで、FC東京に合流後も評価が上がっている。アルベル監督は「彼の武器はメンタル的な強さ。プロの世界では最も重要なポイントだと思う。ただ、彼にはまだ乗り越えないといけない道のりがある。高校とプロの世界には大きなレベルの差があるので、彼はしっかり適応しなければいけないし、時間が必要だ」と説明した。

 開幕戦の出場に関しては、「(松木)玖生も我々の重要な選手。ベテラン、若手に関係なく、リーグ戦でプレーする可能性がある。皆さんの注目の的であることも理解しているが、他の選手と変わらない。リーグ戦、ルヴァン杯に出るチャンスも出てくる」と語り、ベンチ入りする可能性はありそうだ。

 FC東京はこの日、トップチームの選手3人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表。11日に1人、15日にも2人の感染を明らかにしており、開幕直前の1週間で陽性反応を示した選手が合計6人となる非常事態に陥っている。アルベル監督は「陽性反応が出た選手たちは隔離している。このタイミングで感染者が6人出たのは残念で仕方がないが、他にもいい選手がそろっているので全く心配はしていない」と前向きに述べたが、メンバー構成に支障が生じているのは間違いなく、松木に出番が回ってきてもおかしくない。

 新体制となり、ポジショナルサッカーを導入してから約1カ月で、2連覇中の王者・川崎Fに挑む。アルベル監督は「チームの完成度は川崎Fの方が先を行っているが、その差を埋めるには選手一人一人のクォリティーをピッチの中で表現することが重要になる。しっかり勝負にこだわり、いい結果を出したい」と意気込んだ。

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2022年2月17日のニュース