×

磐田MF黒川淳史 両足の精度光る秘蔵っ子が誓う恩返し

[ 2022年2月8日 05:30 ]

18日開幕 J1注目の新戦力

磐田MF黒川淳史(手前)
Photo By スポニチ

 Jリーグは今月18日に22年シーズンが開幕。スポニチでは連載でJ1全18クラブの担当記者が新加入選手を紹介する。第1回はJ2から昇格した2チームから、磐田のMF黒川淳史(24)と京都のFW豊川雄太(27)。ともにマルチなポジションをこなすアタッカーが新天地で飛躍を期す。

 新指揮官の秘蔵っ子が、3季ぶりにJ1を戦う磐田を高みへと導く。J2大宮から完全移籍で加入した24歳アタッカーにとって、伊藤彰新監督(49)は大宮下部組織時代から指導を受けた恩師。「常に気にしてもらっていたし、自分の中では一番の恩師。少しでも力になりたい」と強く意気込んだ。

 走力を生かした動きだしと鋭いドリブルに加え、左右両足で高精度のシュートを放つアタッカー。昨季は低迷した大宮で気を吐き、自己最多のリーグ42試合9得点をマークしてJ2残留に貢献した。磐田では2シャドーの一角で起用される見込みだが、同ポジションはMF山田大記、大津祐樹ら実力者がそろう“激戦区”でもある。それでも、「監督には中学時代から6年間お世話になって戦術を一番理解していると思う。その中で2桁得点を目指していきたい」と定位置争いを勝ち抜く覚悟だ。自身にとって5年ぶりのJ1で結果を残し、伝統クラブの中核へと成長していく。

 ◇黒川 淳史(くろかわ・あつし)1998年(平10)2月4日生まれ、埼玉県出身の24歳。大宮ユースから16年にトップチーム昇格。18年に水戸へ期限付き移籍し、20年に大宮復帰。昨季は大宮でJ2リーグ42試合9得点。今季、磐田へ完全移籍。U―19日本代表として17年トゥーロン国際大会出場など各年代別日本代表を経験。1メートル70、65キロ。利き足は右。

続きを表示

2022年2月8日のニュース