FC東京新加入・山下敬大「心が熱くなった」長友から刺激

オンライン取材に応じたFC東京の山下
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　FC東京のFW山下敬大（25）が4日、沖縄キャンプが行われている糸満市でオンライン取材に応じた。

　鳥栖から完全移籍で加入したストライカーは、練習試合でゴールを決めるなどアピールを続けている。FC東京の前線には昨季13得点のFWディエゴ・オリヴェイラ（31）らブラジル人トリオが君臨するが、山下は「僕はサブだと思っていない。自分の特長を最大限出して、開幕からエンジン全開でいける準備をしている。いい選手がいるから、より高みを目指していける」と意気込んだ。

　チームメートとなった偉大な左サイドバックからも力をもらった。1日に行われた日本代表のサウジアラビア戦で、ファンから批判を受けていたDF長友佑都（35）がアシストをマークするなど活躍。試合を見た山下は「一番上下運動を繰り返して、一番魂のこもったプレーをして、心が熱くなった」と刺激を受けた。移籍したばかりで、沖縄キャンプ前にあいさつしたぐらいだが、「テレビで見ているままの熱い男。あの年になっても、1年目の気持ちでまだまだ成長する野心を感じた」と感心する。長友と一緒にプレーすることを心待ちにしており、山下は「日本を今まで引っ張って、世界でも戦った選手とプレーできるのは凄くワクワクしている。サイド突破してからクロス上げてもらって、自分がゴールしたいというイメージはずっと持っている」と“ホットライン”の形成を目指す。

　昨シーズンは鳥栖で9得点を挙げるなど、着実に成長している。「夏過ぎまでに9得点しながら、2桁を達成できなかった。考えれば考えるほど悔しい。去年の数字を超えたい」。山下が新天地で、自身初の2桁ゴールを達成する。