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復活期すC大阪・乾にノルマ 小菊監督が「得点+アシスト」で15得点指令 J1キャリアハイ14得点

[ 2022年2月4日 15:40 ]

宮崎キャンプで練習するC大阪MF乾(C)CEREZO OSAKA
Photo By 提供写真

 宮崎キャンプ中のC大阪MF乾貴士(33)が4日、オンライン取材に応じた。昨年11月に行った右膝軟骨損傷手術からの完全復活を期す今季は、クラブのシンボルナンバーでもある「8」を志願の着用。小菊昭雄監督は得点とアシスト合わせて15得点をノルマに課した。

 強い決意と責任感を持っているからこそ、自らに投げかけた厳しい言葉だった。乾は「チームとしては100点とはいかないけど良い感じ」としつつ「ただ…自分自身があまり良くない」と憮然とした表情。手術した膝の回復は順調で練習試合では70分ほどプレーできているが、攻撃で違いを見せつけられないといい「もっとアイデアや得点に関わる回数を増やさないといけない」と課題を挙げた。

 今季から8番を背負う。チームが始動した後に直訴して23番から変更した。「数字的な目標は特に…」と言葉を濁したが、小菊監督は「実はきのう(3日)貴士と2人で話をしました。今季はリーグで“15得点”に関わって欲しい、と。具体的な数字を提示しました」と明かした。

 近年ではドイツ1部フランクフルト所属時の12~13年シーズンのリーグ6得点8アシストが最高。J1リーグではC大阪に在籍していた10年の4得点10アシストが最も目標値に近づいた。今季のC大阪の目標はチーム総得点「55」に設定。小菊監督は「チームの成績にも反映するし、なによりも貴士はそれだけできる選手」と期待を寄せた。

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2022年2月4日のニュース