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関東第一・小野監督「陽性者が出てしまった以上、大会・相手校に迷惑はかけられない」選手権準決勝辞退

[ 2022年1月7日 21:46 ]

関東第一イレブン
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 日本サッカー協会は7日、全国高校サッカー選手権で4強進出を決めた関東第一(東京B)がチーム内に新型コロナウイルス感染者が出た影響できょう8日の準決勝(国立)を辞退すると発表した。大津(熊本)と対戦する予定だった。関東第一は準々決勝で前々回優勝の静岡学園をPK戦の末に退け、初めて4強入りした。

 準決勝進出した4チームを対象に大会前に定められた検査を行った結果、関東第一の選手2人から陽性反応が認められた。現時点でスタッフも含めて当該者以外からの体調不良の報告はない。

 大会公式サイト上で「第100回全国高等学校サッカー選手権大会 準決勝出場辞退について」と題し、「第100回全国高等学校サッカー選手権大会の準決勝を前に、進出した4チームを対象に大会前に定められた検査を行った結果、関東第一高校の選手2名から新型コロナウイルスの陽性反応が認められました。(中略)関東第一高校およびサッカー部の関係者で検討した結果、関東第一高校は準決勝の出場を辞退することになりました。これにより、準決勝で関東第一高校と対戦する予定だった大津高校が決勝に進出することとなりました」と説明。小野監督のコメントも掲載された。

 ▼関東第一・小野貴裕監督 今大会だけでなく、この2年間できる限りの対策を講じてきました。それでも陽性者が出てしまった以上、大会・相手校に迷惑はかけられないと判断しました。チームは動揺が隠せない状況ですので、個別の取材はご遠慮頂けますと幸いです。

 ▼玉生謙介部長(全国高体連サッカー専門部 大会実行委員長) 100回大会でこのようなことになったのは大変無念です。関東第一高校はこれ以上ない感染対策をしてきたと聞いています。それでもこのような事態になり関東第一高校の関係者の方々のことを思うと胸が痛みます。残りの2試合に関しましては、より一層の感染対策を講じ選手、関係者の安心・安全を確保して実施をしてまいります。関東第一高校の関係者、選手に対する取材はご遠慮いただきますようお願いいたします。

 大会感染対策ガイドライン内規に則り、正規登録チーム(選手30名及びチーム役員)に代わり、予備登録チーム(選手14名及び正規登録チーム以外のチーム役員)での出場について関東第一およびサッカー部の関係者で検討した結果、関東第一は準決勝の出場を辞退することになり、大津が決勝に進出する。

 関東第一高等学校の公式サイトにも「全国高等学校サッカー選手権大会に出場している本校のチーム内で、新型コロナウイルスの感染者が出た影響で、明日8日の準決勝の出場を辞退することが決まりました」と記された。

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