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流通経大 Jリーグ加入の12選手が抱負 川崎F加入の佐々木旭「日本を代表する選手に」

[ 2022年1月7日 18:20 ]

Jリーグ加入記者会見に出席した流通経大の(前列右から)永井、佐藤、菊地、仙波、満田、菊井(後列右から)鹿野、家泉、佐々木、宮本、安居、薄井
Photo By スポニチ

 流通経大サッカー部からJリーグに加入する12選手の合同会見が7日、都内で行われた。関東大学1部リーグを12年ぶりに制した同校からJ1加入者が7人も出るのは史上初めてとなった。

 複数クラブによる争奪戦の末、川崎Fに加入するDF佐々木旭は「リーグ3連覇、ACLに貢献できるように頑張っていく」と抱負を語った。入学時はボランチだったが、2年時にサイドバックに転向。4年時はセンターバックも務め、関東大学1部リーグのMVPに輝いた。小学生の頃から川崎F一筋の現役生活を送った元日本代表MF中村憲剛氏(41)が好きで、ストラップを買ってスタジアムでも応援するほどのファンだったという。「憧れだったので一緒にやりたいと思っていたんですけど、ちょっと遅かった。まずはフロンターレで活躍してW杯に出て日本を代表する選手になりたい」と語った。中野雄二監督(59)は“ポスト長友”への成長を期待。「現在の日本のサッカー界で左サイドバックは課題。長友(佑都)選手以降、誰が担えるのかというテーマがある。もしかしたら今年の活躍次第では急きょ日本代表に招集されるくらいの能力を持った選手」と太鼓判を押した。

 また、流通経大のOBで日本代表MF守田英正(26=サンタクララ)をはとこに持つFW菊井悠介はJ3松本に加入する。いとこの父同士が非常に仲が良く、菊井が大阪桐蔭高卒業後の進路先を迷っていたとき、流通経大の環境を教えてくれたのも守田だった。プロ入りが決まると、父を通じて「ヒデが喜んでいたよ」と報告を受けたという。「素晴らしいクラブに入れることに本当に感謝している。恩を返せるのはプレーだけだと思うので、ファンが見に行きたいと思えるようなプレーをしたい」と決意。中野監督からは「非常にシュート力がある。状況によっては江坂(任)選手のようなシンデレラボーイになる可能性を十分に秘めた選手」とJ3からの成り上がりを期待された。


 他の内定選手は以下の通り
 ▼DF宮本優太(浦和)
 ▼MF安居海渡(浦和)
 ▼MF仙波大志(広島)
 ▼MF満田誠(広島)
 ▼MF菊地泰智(鳥栖)
 ▼FW佐藤響(鳥栖)
 ▼GK薄井覇斗(J3松本)
 ▼DF家泉怜依(J3いわき)
 ▼GK鹿野修平(J3いわき)
 ▼MF永井颯太(J3いわき)

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2022年1月7日のニュース