伊東純也 新春単独インタビュー W杯へ国を背負う責任 残り全勝へ「引っ張っていく」
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ベルギー1部ゲンクの日本代表MF伊東純也(28)が、オンラインでスポニチ本紙の単独インタビューに応じた。欧州に活躍の舞台を移して4季目、日本の誇る快足アタッカーは世界の第一線で今なお輝きを増している。2戦連続決勝弾で森保ジャパンの救世主となった2021年を振り返るとともに、佳境を迎えるアジア最終予選、そしてW杯カタール大会の待つ22年への思いを聞いた。(聞き手・古田土 恵介)
――W杯カタール大会への一年が始まる。
「29歳で本大会を迎えることになり、年齢的にも一番いいチャンスだと思っている。しっかりとメンバーに選ばれるように、このまま結果を残していきたい。まずは最終予選突破を確定させることに集中したい」
――21年は11月のベトナム戦、オマーン戦で決勝弾。日本のB組2位浮上の立役者となった。
「チャンスがあっても点が入らないというのが続き、ワンチャンスを絶対に仕留めるんだという覚悟で臨んだ結果。内容がついてくるのが一番だが、勝てばいい世界なので、そこだけ狙ってプレーしていた。結果がついてきてホッとしている」
――右サイドは先発争いが激しい。
「(堂安)律やタケ(久保建英)だけでなく、前線には素晴らしい選手がそろっている。競争を勝ち抜くには常に結果を出さないといけない。ライバルと同時に仲間なので、みんなで切磋琢磨(せっさたくま)してチーム全体がレベルアップしていければいい」
――森保ジャパンでは4―2―3―1と4―3―3を併用する。
「4―2―3―1は元々やってた形で、特に違和感はない。4―3―3の場合にはウイングに入ることになるので、ワイドに張ることが多い。うまくいけば1対1を多くつくれるかなと思っている」
――1対1が多くなれば武器でもあるスピードが生きる。
「2、3人が絡んだ連係で崩せるならそれはそれでいい。ただ、1対1で抜ききれるなら、それに越したことはない。仕掛けていくのは自分の持ち味だし、勝率を上げることを意識している。あとは、足元でボールを受けての1対1を相手DFにすり込んでから背後に抜けるのもどんどんやりたい。その動きはゴールに直結するので相手も嫌がる」
――対峙(たいじ)するDFの欧州とアジアの違いは。
「欧州はDFも1対1に自信を持っていて、カバーの動きとかはあまりない。1対1で勝ってしまえば自由に攻撃をデザインできる。アジアだと警戒して引き気味に守る相手も多いし、1対1よりは1対2や1対3など常にカバーされる展開が多いかなと思う」
――快足に加えてミドルシュートも魅力だ。
「右足のキックには自信を持っている。所属クラブでも最近はCKとかを蹴り始めていて、思い切って打ってもいいかなと。ただ、右サイドでプレーしているとカットインして左足で打つことが多い。右足に比べると精度もパワーも落ちるので、どちらももう少し上げていきたい」
――柏時代から居残り練習で左足のシュート練習をしていた。
「柏で右サイドに固定されてから左足の精度を上げないといけないと思い、毎日のように居残りで打っていた。ニアを打ち抜くのは左利きじゃないと難しいと思うので、今はファーに巻くシュートを意識して練習している。GKは両方をケアして待っていると思うが、ファーのいいところに打てれば入るかなと。欧州に移籍してからも左足で何本か決めているし、チャンスがあれば狙っていこうという意識になっている」
――欧州でプレーの幅が広がった実感は?
「サイドに開くこともあるが、中でプレーすることが多くなった。ボールを受けて、狭い場所でドリブルをスタートして、局面を打開していく。欧州で新しい挑戦を始めて、自分のプレーの幅が広がったという手応えはある。最終予選でも“自分のプレーができれば”という自信を持てれば、常に結果を出せると思う」
――森保体制で招集され続けている。
「代表に入ったら責任感を持って戦わないといけない。国を背負っているので、中途半端な気持ちではできない。選ばれたら常に100%という気持ち。今では年齢も上の方になって、責任感は増している。自分が結果を出して引っ張っていかなきゃ、と」
――サウジアラビアへのリベンジもある。
「どの試合も負けられないが、サウジアラビア戦が一番重要だと思う。やられたらやり返さなきゃいけないし、同じ相手に2回負けてはいけない。みんなも悔しい思いをしたが、自分は警告の累積による出場停止で、何も貢献できなかった歯がゆさがある。絶対にリベンジします」
――攻略法は?
「考え方が欧州寄りというか、1対1になる場面が増えると思う。あとは自信を持ってパス回しをしてくるので、しっかりと守備網を敷いて、耐えてから背後のスペースを狙うのもいい。もちろん自分たちがボールを持つ時間を長くしなければいけないと思うが、相手にボールを持たれても慌てず、最終ラインの背後への素早い攻撃で1点もぎ取れば流れを引き寄せられる」
――22年の意気込みを。
「最終予選の残り試合で全勝する。これは全員が思っているはず。一つでも落としたら終わりという危機感を持ちながら、一試合一試合で最善を尽くしていく。個人としては毎試合で得点やアシストをできればベスト。ただ、走る部分だったり、それ以外でもチームに貢献したい。何よりもチームが勝つことが一番なので、勝利のために全力で戦いたい」
◇伊東 純也(いとう・じゅんや)1993年(平5)3月9日生まれ、神奈川県横須賀市出身の28歳。逗葉高―神奈川大を経て15年に甲府に入団。16年に柏に完全移籍し、19年2月にベルギー1部ゲンク入りした。森保ジャパンには発足当初から選出され、持ち前のスピードでチームの大きな武器となっている。21年11月23日には自身のSNSで一般女性との結婚を発表。J1通算131試合23得点。国際Aマッチ通算29試合7得点。1メートル76、66キロ。利き足は右。血液型A。
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