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途中退部で柏加入の筑波大エース森海渡「決断して良かったと思えるように」プロ内定者会見

[ 2021年12月27日 20:20 ]

筑波大のプロクラブ内定者会見に出席した(左から)柏内定のFW森海渡、清水内定のDF山原怜音、横浜加入済みのDF角田涼太朗、新潟シンガポール内定のMF小林幹、柏内定のMF加藤匠人、札幌内定のMF井川空
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 サッカー関東大学リーグ1部の筑波大が27日、茨城県つくば市の同大学でプロクラブ加入内定6選手の合同会見を開催した。

 今季同リーグ最多タイの14得点を挙げたエースのFW森海渡(21)は、3年生ながら1年早く退部し、高校まで下部組織でプレーしたJ1柏に来季正式加入する。「大学の単位も取れて、キャリアを見据えてもっと成長したい、上に行きたいという思いがあった。この決断をして良かったと言えるように、強い覚悟を持ってプレーしたい」と決意表明した。

 1メートル85、80キロと恵まれた体格に、スピードも併せ持つ大学屈指のストライカー。「柏レイソルのFWは(最近)外国人が務めることが多い印象。自分は小さい頃に工藤(壮人)選手や北島(秀朗)選手といった日本人選手が活躍して優勝していたのを見ていて、自分もあのような存在になりたい」とクラブのレジェンドを目標に掲げた。

 筑波大では今年7月、DF角田涼太朗(22)も4年生の途中で退部し、内定していたJ1横浜に前倒しで正式加入している。小井土正亮監督は「大学生としてするべきこと、学業をしっかりしていることが大前提。また部の仲間に応援されなければ、プロでもファンの方に応援されることはない。みんなから快く送り出される状況を確認して、ゴーサインを出した」と説明した。

 ▼DF角田涼太朗 自分の決断を受け入れてくれた大学の方々に感謝したい。決断は間違っていなかったと胸を張って言える。来季は開幕戦のスタメンを獲りたい。

 ▼DF山原怜音(J1清水内定)両サイドバックとサイドハーフでプレーできることが一番の強み。4つのポジションのどこで出ても、勝利に貢献できるように準備したい。

 ▼MF加藤匠人(J1柏内定)ずっと憧れてきた大谷秀和選手を超えたい。小学生から日立台でプレーする姿をずっと見てきて、大谷選手ようになりたいと思ってきた。

 ▼MF井川空(J1札幌内定)ミシャさん(ペトロヴィッチ監督)のサッカーの中では3バックでもボランチもできるので、自分の能力を最大限に生かせる環境。どこでも100%の力を出せるように頑張りたい。

 ▼MF小林幹(新潟シンガポール内定)全試合フルタイム出場して、攻守で圧倒的な存在感を出したい。Jリーグに逆輸入で戻ってくることが目標。

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