札幌・小柏にスコットランド1部ハーツがオファー　1億円超の移籍金と破格年俸を用意

札幌・小柏剛
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　スコットランド1部ハーツが札幌の日本代表FW小柏剛（23）に正式オファーを提示したことが26日、分かった。80万ユーロ（約1億300万円）を超える移籍金と破格の年俸を用意。来年1月の親善試合ウズベキスタン戦に臨む日本代表に初招集された大卒1年目のストライカー獲得を熱望しているという。

　今季リーグ開幕の横浜FC戦では新人として9年ぶりの先発出場。爆発的なスピードを誇り、裏のスペースへの抜け出しや突破力が持ち味で今季リーグ30試合7得点5アシストを記録した。ペトロヴィッチ監督からは前線からの献身的なチェイシングも高く評価されている。スコットランでは今夏セルティックに移籍した日本代表FW古橋が得点を量産。現在3位のハーツは小柏にも同様の活躍を見込み、シーズン後半戦のジョーカーとして期待しているという。

　ただ、来季も必要戦力として考えている札幌側も全力で慰留。新進気鋭のストライカーの決断に注目が集まる。

　◇小柏　剛（おがしわ・つよし）1998年（平10）7月9日生まれ、群馬県高崎市出身の23歳。大宮ユース、明大を経て21年に札幌入り。特別指定登録された20年7月、ルヴァン杯横浜FC戦でデビュー。21年4月、仙台戦でプロ初得点をマークした。21年12月、親善試合ウズベキスタン戦に臨む日本代表に初選出。1メートル67、67キロ。利き足は右。