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カズ JFL鈴鹿移籍が決定的!「自分の中では絞れている」 年内にも正式発表へ

[ 2021年12月27日 05:30 ]

エキシビションマッチでゴールを決めた三浦(左)(撮影・西海健太郎)
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 横浜FCのFW三浦知良(54)が今冬、JFL鈴鹿に移籍することが26日、決定的となった。J2から関東2部まで8クラブが繰り広げた争奪戦。複数の関係者よれば、カズはこの日までに従来から最有力に挙がっていた鈴鹿への移籍を決断したという。取材に応じたカズも「自分の中では絞れている」と明言した。

 早ければ年内にも正式発表となる。「オファーをくれたクラブを含め、あいさつをした後、年内にはお知らせできると思う」。既に海外を含む複数クラブに断りを入れており、今後は地域リーグを含む残るクラブに連絡を入れる予定。契約延長オファーを受けた横浜FCとはレンタル移籍か、完全移籍か、議論の余地を残すが、基本的には移籍が容認される見通しだ。

 各クラブとの交渉と並行した大阪での自主トレを22日に終え、帰京した後も鈴鹿とは唯一、再交渉の席についた。不安視されていた内部告発問題もクリア。実兄の三浦泰年監督兼GMとも話し合い、カズが望む「出場機会」の面も新たな提案を受けたという。今もLINE(ライン)などで互いのサッカー観も語り合う仲。兄弟タッグが復活する。

 この日のカズは現役とOBの選手が混合したエキシビションマッチに出場。ラモス瑠偉監督から電話一本でオファーを受け、試合に飢えていたカズも快諾した。ピッチに立てばまさに千両役者。前半20分にゴール左45度から17年3月の群馬戦以来4年9カ月ぶりとなる鮮やかなゴールを決め、華麗なるカズダンスも披露した。

 試合後は「試合に出ないことにはゴールはできない。試合に出ることにはこだわっていきたい。やることは変わらない、どこに行っても。向上心、情熱を持ってやりたいと思う」と話した。カズがカズであり続けるためにカテゴリーも関係ない。J1でもJ2でもJ3でもない。世界でも例を見ない55歳で迎える来季、カズはJFLに新天地を移す。

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2021年12月27日のニュース