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セルティック・古橋 快速裏抜け冷静右足で欧州L1号!指揮官絶賛「ワールドクラス」

[ 2021年10月21日 05:30 ]

欧州リーグ・G組   セルティック2ー0フェレンツバロシュ ( 2021年10月19日 )

セルティック・古橋(AP)
Photo By AP

 スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧(26)が19日、欧州リーグのフェレンツバロシュ(ハンガリー)戦で後半12分に先制点を決めた。今季公式戦9点目で、同大会では初ゴール。好調を維持するアタッカーは、11月に控えるW杯アジア最終予選(11日ベトナム戦、16日オマーン戦)での日本の救世主に名乗りを上げた。

 均衡を破る一発に、古橋が感情を爆発させた。両手を広げて喜び、活躍を誇示するように胸を叩いてゴール裏に集まったサポーターをあおった。ポステコグルー監督が「ワールドクラスだった」と絶賛する華麗な一撃。自身にとっての欧州リーグ初ゴールは、チームに今大会初の勝ち点3をもたらす先制弾となった。

 0―0の後半12分、快足を飛ばした。相手最終ラインの裏に抜け出し、ロングボールをドンピシャでトラップ。スピードを落とさずにGKの位置を冷静に確認し、右足でゴールネットを射抜いた。大会の公式SNSは「センセーショナルなゴール!」とすぐに反応。本人は「この勢いをつなげ、リーグ戦、カップ戦でも勝ち続けます!」と自身のツイッターで飛躍を誓った。

 森保ジャパンにとっても吉報だ。1トップに君臨する神戸のFW大迫は12日のW杯最終予選オーストラリア戦で負傷し、16日の福岡戦を欠場。当面の出場が難しいかを問われた神戸の三浦監督は「そんな感じですかね」と回答。長期離脱となれば、11月のW杯最終予選はエース不在となる。そんな中、不安を払しょくするような古橋のゴール。その両足にかかる期待は大きい。

 クラブでは1トップを任され、今季公式戦9得点。8月29日のレンジャーズ戦はサイドで起用されたものの、指揮官が「中央ならもっと脅威になると思っていた。中央で先発させるべきだった」と話した。これまではジョーカー役を担ってきたが、求められるのはチームを勝利に導くエースの役割。絶対に負けられない11月のW杯最終予選2連戦で、古橋が存在感を示す。

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2021年10月21日のニュース