神戸　涙の逆転負け　イニエスタ―大迫―武藤のホットラインで先制も、後半に3失点

明治安田生命J1第28節   神戸1－3川崎F （ 2021年9月29日    等々力 ）

＜川崎F・神戸＞前半、シュートを放つ神戸・大迫（撮影・西海健太郎）
Photo By スポニチ

　1試合が行われ、神戸は1―3で川崎Fに敗れた。前半13分に元日本代表FW武藤嘉紀（29）の2試合連続となるゴールで先制したが、後半に3得点を許し逆転負け。4試合ぶりとなる黒星を喫した。首位の川崎Fは5連勝で1試合消化の少ない2位横浜との勝ち点差を12に広げた。

　自慢のトリオが連動しながら、神戸が首位川崎Fに力負けした。前半13分、元スペイン代表MFイニエスタが自陣から巧みなロングパスを繰り出すと、日本代表FW大迫がペナルティーエリア内でキープ。タメをつくってからゴール前にラストパスを送り、これを元日本代表FW武藤が左足で流し込んで均衡を破った。

　「初めて出る選手もいた中で、試合が終わった後に泣いていたり…。そういうのを見ると、勝たせてあげたかった」と武藤。負傷離脱中の元日本代表MF山口が欠場し、高卒新人のMF桜井がリーグ戦初先発となったが、後半に3失点して逆転を許した。4試合ぶりの黒星を喫し、3位への浮上はならず。来季のACL出場権獲得へ、もう負けられない。