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10・12日本―オーストラリア戦で政府技術実証に協力 5000枚チケットを追加販売

[ 2021年9月30日 19:15 ]

 日本サッカー協会は30日、来月12日に埼玉スタジアムで開催される日本代表のW杯アジア最終予選オーストラリア戦で、日本政府の技術実証に協力し、新型コロナウイルスワクチンの接種証明書、陰性証明書を利用した新たな席種「JFAシート(ワクチン接種者限定/陰性証明)」を販売することを発表した。

 政府・自治体が定めるイベント人数制限上限の1万人に加え、約5000枚を2日から追加で販売。「2回目のワクチン接種から2週間が経過した人」、または「試合日から遡って72時間以内にPCR検査を受検して陰性が証明された人」に限り購入できる。

 席はバックスタンドアッパー(2層目)に設定され、入り口から売店、トイレ等、全て導線は一般と別。料金は前売券4000円、当日券4500円。居住地域や郵送日時などの条件を全て満たせば国が費用を負担するPCR検査を無料で受検し、陰性証明を取得できる。条件を満たせない場合は9日以降に受検した陰性証明を持参すれば入場できる。

 政府の技術実証への協力に伴い、5000人の観客が増えることは、7度目のW杯出場を目指す日本代表にとっても大きな後押しとなる。オンライン取材に応じた田嶋会長は「観客、サポーターがどれくらいチームや選手に影響を与えるかは説明するまでもない。そういう力が是非ほしい」とし、「天皇杯や(来年)1月、3月のW杯予選等に繋げていきたい」と成功を願った。

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2021年9月30日のニュース