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久保建英、W杯最終予選欠場を示唆 レアル戦で右膝負傷し松葉づえ「重要な時期に…とても悔しい」

[ 2021年9月24日 05:30 ]

スペイン1部   マジョルカ1ー6Rマドリード ( 2021年9月22日 )

<Rマドリード・マジョルカ>競り合う久保(AP)
Photo By AP

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英(20)が22日、レンタル元のレアル・マドリード戦にリーグ戦5試合連続で先発した。右MFでシュート2本を放つなど積極的な姿勢を見せたが、前半途中から右脚に違和感があった様子でハーフタイムに交代。チームは敵地で1―6と大敗を喫した。

 痛々しい姿だった。Rマドリード戦から一夜明けた23日、マジョルカの地元紙ウルティマ・オラ(電子版)は試合直後に松葉づえ姿で宿舎に入る久保の写真を掲載した。その後、久保は自身のインスタグラムを更新。「昨日の試合中のワンプレーで膝をケガしてしまい、少しの間チームを離れることになってしまいました」と期間は不明ながら負傷離脱することを明かした上で「とても重要な時期にチームと代表の力になれないことはとても悔しい」とつづり、直近の日本代表戦の来月7日サウジアラビア戦、12日オーストラリア戦のW杯最終予選を欠場することを示唆した。

 アクシデントが起こったのは前半27分。久保はFWベンゼマと競り合った後に右脚に違和感を覚えた様子。プレーは続行したものの気にするしぐさを見せ、ハーフタイムに退いた。試合後の会見でガルシア監督は「久保は膝に違和感があったので交代させた」と説明していた。

 指揮官から「久保はレアルでいつかプレーするのに十分なレベルと質を持っている」と期待されて迎えた大一番。前半5分、右サイドを突破し左足でシュートを放った。13分にも左足でシュート。25分には得点したMF李剛仁(イガンイン)のドリブル突破へつながる起点のパスを通すなど、守備に追われながらも見せ場はつくった。地元ラジオ局カデナセルは、Rマドリードが久保の成長を評価し、24年で満了する契約の延長を検討していると報じた。

 今季全6試合に出場し好調ぶりを示していた中で痛過ぎるアクシデント。久保を欠けば重要な2連戦に臨む森保ジャパンには大打撃となりそうだ。

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2021年9月24日のニュース