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川崎Fが逆転勝利、パリ五輪世代の宮城 J1初ゴールがAT決勝弾「無回転狙った」

[ 2021年9月23日 05:30 ]

明治安田生命J1第32節   川崎F2ー1鹿島 ( 2021年9月22日    カシマ )

<鹿島・川崎F>後半、ゴールを決め喜ぶ川崎F・宮城(中央左)(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1リーグはACLの影響で前倒しされた第32節の3試合が行われ、首位の川崎Fは敵地で鹿島を2―1と逆転で破った。1―1の後半アディショナルタイムに24年パリ五輪世代のFW宮城天(てん、20)がJ1初得点となる殊勲のミドル弾。試合のなかった2位横浜との勝ち点差を7に広げた。

 目の覚めるような一発だった。1―1の後半アディショナルタイム。途中出場の宮城は迷わず右足を振り抜くと、シュートは無回転で矢のようにゴールネットに突き刺さった。「無回転は狙いました。何本かに1本のシュートが出ちゃった感じです」。24年パリ五輪出場も視野に入れる20歳の新鋭は、殊勲のJ1初ゴールを初々しい笑顔で振り返った。

 川崎Fアカデミー出身のプロ2年目。昨季はJ3富山で武者修行し、成長を遂げて復帰した。今季は体幹を鍛えてさらにパワーアップ。自ら「何種類もある」というシュートの威力もさらに増した。最近ではボールの芯を捉える無回転シュートも習得。J1初得点で体現する離れ業をやってのけた。

 3―1で勝利した18日の徳島戦では新加入のブラジル人FWマルシーニョが活躍。チームに勢いをもたらした。さらに旗手、谷口とケガ人も続々と復帰。ルヴァン杯、ACLを逃した王者が苦しい時期を乗り越え、リーグ連覇へ勢いを増してきた。

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