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J1横浜 マスカット監督の「指笛疑惑」を否定 「可能な限り映像を取り寄せて解析」

[ 2021年9月23日 20:01 ]

18日のJ1横浜・名古屋戦
Photo By スポニチ

 J1横浜は23日、18日の名古屋戦で発生した「指笛疑惑」について、公式サイトで見解を発表し、否定した。

 問題となっていたのは名古屋戦の前半26分のシーン。名古屋のカウンター攻撃中に主審のホイッスルに似た音が鳴り、両チームの選手がオフサイドだと勘違いをして一瞬足を止めるシーンがあった。さらに、この妨害行為の疑惑が、SNSを中心にケビン・マスカット監督に向けられる事態が発生していた。

 公式サイトでは「笛系音による、試合妨害行為について」と題し、黒澤良二代表取締役社長の声明で下記のように報告した。

 「本件に関してSNS上で話題になっていること、当該試合以外の試合においても同様な現象が確認された事をマスカット監督に伝えた上で20日(月)、および21日(火)の二度にわたり事実確認を実施いたしました。結果、両日ともマスカット監督から、当該試合以外を含めて「該当する行為を行っていない」旨の回答を得ました。なお、21日(火)の練習後にリモートによる定例監督合同取材に臨んでおり、その場で同様の見解を示しています。

 また、クラブとしてこれまでの期間内にて、可能な限り映像を取り寄せて、確認、解析を実施しましたが、当該行為を確認する事はできませんでした。さらに、ベンチ周辺のチーム内スタッフに聞き取りを行いましたが、笛の発生源の目撃者を確認する事はできませんでした」

 疑惑を否定すると同時に、この件をクラブとして重要な事象と受け止め、「今後行われる公式戦にて横浜F・マリノスベンチ及びその周辺の観察、確認」、「関係各所の協力を仰ぎ、本件の当該試合以外も含む事象検証、聞き取りの継続とJリーグへの報告」を引き続き実施していくと記載。「横浜F・マリノスは、反スポーツマンシップにつながる行為は許しません。私たちは、引き続きこの思いを持ち活動していきます」と結んだ。

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2021年9月23日のニュース