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鳥栖5位後退 “天敵”大分に痛恨ドロー 猛攻シュート11本も無得点 19年から6戦勝ちなし

[ 2021年9月19日 05:30 ]

明治安田生命J1第29節   鳥栖1ー1大分 ( 2021年9月18日    駅スタ )

<鳥栖・大分>後半、鳥栖・酒井(右)がシュートを放つもゴールならず(撮影・岡田 丈靖)
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 鳥栖はホームで大分と0―0で引き分けた。圧倒的に攻めながら好機を生かせず3連勝を逃し、3位から5位に後退した。

 11本のシュートを放つも実らず、ホームで痛恨のスコアレスドロー。金明輝(キムミョンヒ)監督は「1点が遠いゲームだった」と天を仰いだ。

 試合の主導権を握り続け、内容では圧倒した。しかし、相手の体を張った粘り強い守備に最後まで点を奪えなかった。FW小屋松が2度ネットを揺らす場面もあったが、ハンドとオフサイドで幻のゴールに。順位は3位から5位に後退し、クラブ初のACL出場を目指す中で痛いドローとなった。

 だが、指揮官は悲観していなかった。2019年の大分のJ1再昇格後、ここまで3分け2敗で5戦未勝利だった。今回もジンクスは破れなかったが、金監督は「大分さんにここまで押し込めたのは初めてじゃないか」と語った。

 堅守の立役者・GK朴一圭(パクイルギュ)は「リスク管理もみんな意識高くやってくれて、シュートを打たれることもなかった。勝てなかったがいいゲーム内容」と話した。ACL出場を巡っては3位・名古屋から7位・鹿島まで勝ち点3差の大混戦。チームの守護神は「失うものはない。自分たちのスタイルでチャレンジしていく姿勢を貫き通すだけ」と意気込みを示した。

 25日の次戦も福岡との九州ダービー。前回3月21日のホーム戦は0―0で引き分けだった。朴は「先代の方々の思いも背負う大事な一戦。相手も調子がいいし、そういうチームを叩くことで自信が深まっていく」と因縁のライバルとの戦いを見据えた。(村田 有子)

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