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城彰二氏 積極強化と反日感情、第2戦VS中国が鍵 初戦オマーンも要注意

[ 2021年7月2日 05:30 ]

W杯アジア最終予選組み合わせ決定

日本の最終予選日程
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 【城彰二 視点】全体的にはタイプの違う国ばかりで、日本には悪い組み合わせではない。まずは第2戦でアウェーで対戦する中国が一番の鍵だろう。資金力があり、強化に力を入れているが、ブラジル出身のFWエウケソンはパワーもあるし、シュート力がある。イングランドの世代別代表経験がある選手もいて、実力はある。アジアのレベルは全体的に上がっているが、中国の成長は目を引いている。クラブがいい選手を海外から獲得し、中国国籍を取得させて代表の強化につなげている。日程的にも初戦のホーム・オマーンから中4日、アウェーの中国戦は反日感情などもあっていつも厳しい試合になる。この試合に勝てば勢いにも乗れるだけに、重要だろう。

 初戦で対戦するオマーンも要注意だ。中東独特の身体能力の高さに加えて、規律があり、チームワークがいい。守備の意識も高く、いつも日本が苦戦している印象がある。そして、韓国と同組にならなかったことも幸いだろう。韓国は日本戦になると、プラスアルファの力を出してくる。私も経験があるが、激しく当たられてリズムを崩すことがあるだけに、対戦がなかったことは日本にはプラスだろう。(元日本代表FW)

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