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前田大然「他の選手にないものを自分は持っている」 五輪代表切符、FWは2枚…ゴールでアピールを

[ 2021年5月21日 17:28 ]

横浜のFW前田大然
Photo By スポニチ

 U―24日本代表に選出された横浜のFW前田大然(23)が21日、ホームの柏戦(22日)に向けた全体練習後にオンラインで取材に応じた。

 5日にU―24ガーナ戦、12日にジャマイカ戦を控える6月の活動は、18人の五輪メンバーを決める最終選考の場となる。「もちろんFWなのでゴールを取らないと残れない。それ以外にも他の選手にないものを自分は持っていると思っている。チームのためにという気持ちを持ってやっていきたい」と意気込みを口にした。

 本大会でのFWは2枠が想定される。今回は前田を含めてJリーグ組の4人が選出され、前田は鹿島のFW上田綺世(22)とともに1歩リードしている状況だ。当初はFW大迫勇也(31)もオーバーエージ枠のリストに入っていたが、南アフリカ、メキシコ、フランスと1次リーグ同組が決まったことを受け、森保一監督(52)は守備的なDF吉田麻也(32)、DF酒井宏樹(31)、MF遠藤航(28)の3人を選択。FWは五輪世代のみとなることがほぼ確定している。

 前田は現在、J1での得点数(8得点)で他をリード。スピードや守備の献身性も光る。4月6日のC大阪戦ではJリーグ新記録となる62回のスプリント回数を記録した。スプリント回数とは時速24キロ以上で1秒以上走った回数を表し、時速24キロは100メートルを15秒、50メートルを7・5秒で走る速さ。そしてポルトガル1部マリティモでの海外でのプレー経験も今回のFW陣の中で唯一持つ。

 ガーナは本大会初戦の南アフリカを想定した相手。ジャマイカはフル代表で臨んでくる。「体をぶつけられたら相手が強いと思うので、アジリティー(敏しょう性)や一瞬のスピードが大事になる。そこは相手がついてこられないので」と韋駄天(いだてん)。代表活動を前に、「まずはしっかりチームで結果を残すことが大事。終わってから代表のことを考えたい。3連勝して代表に合流できたら」と力を込めた。

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2021年5月21日のニュース