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鹿島・相馬監督 鳥栖戦に向けて「全員の力が必要になる」 新戦力の台頭に期待

[ 2021年5月21日 13:41 ]

穏やかな表情で練習を見守る鹿島・相馬監督(中央)(C)KASHIMA ANTLERS
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 J1鹿島の相馬直樹監督(49)が21日、あす22日のアウェー鳥栖戦に向けてオンラインで取材対応した。15日の横浜戦で退場となったDF常本佳吾(22)は次節出場停止とあり、指揮官は「そこ(出場停止)に限らずだが、ケガ、体調不良も同じ。ここまでの連戦でも入れ替えながら戦ってきて、そういう意味でも全員の力が必要になる。個人で考えれば、アピールのチャンスにもなる」と、新戦力の台頭に期待した。

 相馬体制となって以降の右サイドバックは、リーグ戦では6試合連続で常本が、ルヴァン杯では4試合連続でDF広瀬陸斗(25)が先発出場してきた。ルヴァン杯の首位通過に貢献した広瀬にとっては、定位置奪還への大事なアピールの機会となるが、指揮官は「1番は誰が(右サイドで)出るにせよ、チームが勝つために何ができるか」と献身性を求める。

 先月14日に相馬監督が就任以降、ここまで公式戦10戦負けなし。初采配となった4月17日のアウェー徳島戦から中2~3日での過酷な連戦が続く中、先発メンバーを入れ替えながらも勝ち点を積み重ねてきた。ターンオーバーをしても負けない組織力を作り上げた手腕もさることながら、巧みな選手起用が疲労回復と同時に、高いレベルのチーム内競争も生んでいる。

 「やはり、それぞれ違う特徴を持っていると思うので。チームが勝つために、還元してくれたらいいな」。チーム力底上げのためには競争が1番の材料となる。逆転優勝へ、激しいアピール合戦は続く。

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2021年5月21日のニュース