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ついに徳島がホームJ1初勝利 決勝点の宮代「落ち着いて決められた」

[ 2021年3月21日 16:15 ]

明治安田生命J1第6節   徳島2ー1横浜FC ( 2021年3月21日    鳴門大塚 )

 横浜FCに勝利し、タッチを交わす徳島イレブン=ポカリ
Photo By 共同

 長い、長いアディショナルタイム5分が過ぎた瞬間、全員の喜びが爆発した。割れんばかりの拍手がスタジアムを包み込んだ。今季7年ぶりにJ1昇格した徳島が、横浜FCに2―1。14年8月23日・新潟戦以来2402日ぶりのJ1勝利、そして14年は1度も勝てなかったホームで初めて白星を手にした。

 相手のハイプレスに苦しみながらも、信条のビルドアップを貫いた。両サイドを大きく使い、何度も左MF藤原志龍(20)を中心に攻め立てた。結実したのは前半42分。左サイドでタメを作った藤原が右サイドに大きく展開。DF岸本武流(23)のアーリークロスがオウンゴールを誘発し、先制点を奪った。さらに同点に追いつかれた後半28分、「落ち着いて決められた。ゴールを決めることができて嬉しい」とFW宮代大聖(20)が技ありループで決勝弾。今季初の複数得点をマークして突き放した。

 本拠地がある鳴門市は、ベートーベンの交響曲第9番が日本初演されたことでも有名。特に第4楽章は『歓喜の歌』とも呼ばれる。まさにクラブに関わる全ての人が待ち望んだ歓喜の瞬間だった。

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2021年3月21日のニュース