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G大阪、5年ぶり天皇杯決勝進出 J2王者・徳島を下す 元日に川崎Fと頂上決戦

[ 2020年12月27日 17:55 ]

天皇杯準決勝   G大阪2―0徳島 ( 2020年12月27日    パナスタ )

 天皇杯・準決勝が27日に行われ、J1・2位のG大阪がJ2王者の徳島を2―0で下し、2015年度大会以来5年ぶりとなる決勝進出を決めた。

 G大阪が5年ぶりのファイナルを決めた。後半8分、11月22日・浦和戦以来の戦列復帰となったMF小野瀬のクロスからゴール前で混戦が生まれ、最後はFWパトリックが押し込んで先制。力ずくでゴールを奪うと、同37分には途中出場のMF福田の技ありシュートで勝負を決めた。

 苦しい展開だった。試合の入り方は悪くなかったが、徐々に前線からのプレスを剥がされるシーンが増える。宮本監督は「我々もボールを握る時間帯を作っていきたい」と口にしていたが、ポゼッションではJ2王者・徳島が上回った。だが今季リーグ2位の原動力となった粘り強い守備で、自陣ゴールに鍵を掛けた。1発勝負の天皇杯でもリーグ戦と同じ戦い方を見せ、勝機をたぐり寄せた。

 元旦の相手はJ1王者・川崎F。11月25日の対戦では0―5の大敗を喫し、目の前で優勝を決められた。その1戦の悔しさは指揮官、選手ともに忘れていない。リベンジを果たし、華々しく21年の幕開けを迎える。

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2020年12月27日のニュース