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神戸・三浦監督、イニエスタに最敬礼「彼の存在でポジティブになれる」

[ 2020年12月11日 05:30 ]

初出場でACLベスト4入りを決め、喜ぶ神戸イレブン(AP)
Photo By AP

 走れなくてもPKを決めたイニエスタを、神戸の三浦監督が手放しで称賛した。

 ACL準々決勝水原戦は、1―1のまま突入したPK戦の末に勝利し、ベスト4進出を決めた。決勝トーナメント1回戦の上海上港戦で右太腿上部を痛めた元スペイン代表MFイニエスタは、延長後半8分から途中出場。ただ、ケガの影響からかほとんど走れないまま試合終了を迎えた。

 それでも、PK戦で最初のキッカーとして登場し、痛みをこらえながらキックを成功させた。勝利への姿勢を示した主将に、指揮官は試合後に賛辞の言葉を並べた。

 「彼は我々のキャプテンであり、誰からもリスペクトされる存在。彼の存在自体で、我々のクラブが前向きに、ポジティブになれる。プレーに関与する回数は少なかったが、彼がベンチにいる、そしてピッチに出た瞬間というのは、相手が守勢に回った」

 「PKで、我々のキャプテンの彼が一番始めに決めるというのが、間違いなく勝利につながったと思っています。アンドレスがいない中でも、ほかの選手は当然ながらキャプテンの存在を意識していますし、アンドレスがベンチにいることで、ほかの選手も自信を持ってプレーできたのかなと思います」

 たとえ万全の状態からはほど遠くても、その存在の大きさを指揮官は口にした。

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