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FC東京、初の8強入りならず…中国勢の壁に3度目もはね返される

[ 2020年12月7日 05:30 ]

ACL決勝T1回戦   FC東京0-1北京国安 ( 2020年12月6日    エデュケーション・シティー )

決勝トーナメント1回戦で敗退が決まり、肩を落とすFC東京イレブン(AP)
Photo By AP

  決勝トーナメント1回戦が6日に行われ、FC東京は北京国安(中国)に0―1で敗れ、クラブ史上初の8強進出はならなかった。後半14分、左サイドを崩されて痛恨の失点。最後まで攻めたてたものの、ゴールが遠かった。12、16年はともに16強で中国勢に敗北しており、3度目も8強の壁にはね返された。

 2度ならず、3度目もFC東京は8強の壁にはね返された。後半14分、悪夢の瞬間が訪れた。左サイドから崩されると、ペナルティーエリア内でクロスに合わされて失点。GK波多野が懸命に反応したが、無情にもゴールネットを揺らされた。

 中2日で試合の続く今大会で、長谷川監督は幾度も「総力戦」という言葉でチーム一丸で戦う姿勢を強調。この日も3日前の1次リーグ第6戦のパース戦から先発7人を変更し、フレッシュなメンバーで臨んだ。しかし、前半からチャンスをつくりながらも点を奪えず。指揮官は「最後を決めきる力が今日は北京が一枚上手だった」と唇をかみ、FW永井は「チャンスで決め切れないというのが(ベスト16を)突破できるかの差」とエースとしての責を負った。

 再び中国勢によってアジア王者という夢は散った。だが、気落ちしてはいられない。2試合を残すJリーグ、そして年明けのルヴァン杯決勝での戴冠へ、悔しさを力に突き進む。

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2020年12月7日のニュース