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J2長崎 山形撃破でJ1昇格に望み!富樫が終了間際に劇的弾「絶対落とせない試合だった」

[ 2020年12月7日 05:30 ]

明治安田生命J2第39節   長崎1―0山形 ( 2020年12月6日    トラスタ )

山形に勝利し、喜びあうJ2長崎の富樫(左から2人目)と手倉森監督(右端)
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 J2長崎がJ1昇格に望みをつないだ。後半終了間際。CKに頭で合わせてネットを揺らした富樫は、ベンチ方向へ一目散に走って手倉森監督、スタッフ、控え選手からもみくちゃにされた。「絶対落とせない試合だったので、ホッとしています」とかみしめた。

 徳島、福岡と激しい昇格争いの真っただ中だ。チームの雰囲気についてベンチ内外関係なく「(練習から)最善を尽くそうというのを感じ取れている。こういうチームが昇格するのかな」と手応えを口にする。自身も今季J2町田から加入し、きょうのゴールで今季7点目と好調だ。「役に立ちたいと思っていたので、点を取れて良かった」と胸を張る。

 得点を挙げた6試合は全てチームは勝っている不敗神話も継続。「たまたまですよ」と謙遜したが、昇格争いをするチームには、いいニュースだ。

 苦しい前半を0―0で折り返し、後半にルアン、玉田と攻撃的な選手がピッチへ。攻勢を強めてゴールにつながった。富樫は「耐えた分、押し込めるという話をしていた」という。

 前節で京都に敗れて昇格に黄色信号がともっていただけに、大きな勝ち点3となった。残り3試合。この日も6833人が詰めかけたホームで2試合戦えるのは好材料だ。昇格は2チーム。2位の福岡が引き分け、2差に接近した。逆転昇格に向け「一つ一つの試合が決勝と思って戦う。休んでまた切り替えたい」と表情を引き締めた。

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