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川崎F 等々力が“憲剛一色”に メインスタンド外に80M大横断幕

[ 2020年11月3日 13:22 ]

スタジアム正面に巨大な中村の横断幕が飾られる(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 川崎Fは3日(キックオフ14時)にホーム・等々力で札幌と対戦する。バンディエラ(旗頭)の元日本代表MF中村憲剛(40)が1日に今シーズン限りの現役引退を表明してから初めて迎える一戦。中村自身もベンチメンバー入りを果たし、当日のスタジアムはまさに“中村一色に染められた。

 クラブスタッフはサポーターの有志とともにこの日の早朝7時半から中村の横断幕やのぼりなどを設置。圧巻はメインスタンド外側に掲示された大横断幕だ。中村が川崎Fに入団した03年から今シーズンまでの写真が入り、その大きさはなんと約80メートル。チームバスが到着した際には、その大横断幕を前に多くのサポーターが中村を含むチームを出迎えた。

 またもうひとつの約10メートルの横断幕には、今季の目標でもあるクラブ史上初の複数タイトルへの強い思いが込められた。これまで獲得した3つのタイトル、悲願の初タイトルとなった17年リーグ優勝のシャーレ、18年のリーグ連覇のシャーレ、昨年のルヴァン杯初制覇の優勝カップが入り、その横には空白部分が。クラブ関係者によれば、今季残されたタイトルの2つ、2年ぶり3度目のリーグ優勝、さらに今大会上位2チームのみに出場権が与えられる天皇杯制覇への願いを込め、意図的に空白部分を設けたという。

 その他、スタジアムも取り巻くフェンスには背番号14のぼりが合計200枚掲げられた。王座奪回ならびに中村のラストゲームまでカウンダウン入った川崎F。まずは札幌撃破であと一歩と迫ったリーグ優勝への歩をさらに進める。

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2020年11月3日のニュース