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川崎Fが9連勝 小林弾でルヴァン敗退払しょく「勝つことが全てだった」

[ 2020年10月11日 05:30 ]

明治安田生命J1第21節   川崎F1ー0仙台 ( 2020年10月10日    等々力 )

前半、ゴールを決める川崎F・小林
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 明治安田生命J1リーグは10日に各地で9試合が行われ、首位の川崎Fはホームで仙台を1―0で撃破し、9連勝を飾った。前半41分にFW小林悠(33)が左足で決勝弾。連覇を狙ったルヴァン杯の敗退から中2日だったが、悔しさをバネに貴重な勝利を挙げ、2年ぶり3度目のリーグ優勝へまた大きく前進した。

 エース小林がゴールをこじ開けた。前半41分、試合を支配しながらなかなか崩せなかった中、三笘の縦パスに反応して裏に抜け出すと、最後は左足で流し込んだ。「相手に寄せられながらもコースを狙えた」。自身も納得の今季12点目で貴重な勝利をもたらした。

 7日のルヴァン杯準決勝ではFC東京に0―2で敗戦。大会連覇と3冠の夢がはかなく散った。それでも足を止めている時間はなかった。中2日で迎えた仙台戦。試合終盤相手に押し込まれ、あわやの場面もつくられた。それだけに小林が「勝つことが全てだった」と振り返れば、この日左膝手術の復帰から最長となる67分間プレーした中村も「とにかく勝ち点3という試合だった」と同調した。

 これでチームは9連勝。8月19日のC大阪戦で記録した、単一シーズンの90分間でのJ1連勝記録にあと1と迫った。C大阪、FC東京がともに敗れたため3節残して優勝を決めた10年名古屋を上回る最速V(05年以降の1シーズン制)も現実味を帯びてきた。ルヴァン杯敗退ショックを乗り越えた川崎F。リーグタイトルだけは譲らない。

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