×

ヤットロス払しょく G大阪 19年ぶりに敵地でFC東京に勝利!2年ぶりの6連勝!

[ 2020年10月11日 05:30 ]

明治安田生命J1第21節   G大阪1ー0FC東京 ( 2020年10月10日    味スタ )

前半41分、PKを決めるG大阪・アデミウソン(左から2人目)
Photo By スポニチ

 G大阪は01年以来19年ぶりに敵地でFC東京に1―0で勝利した。FWアデミウソン(26)が前半41分に決勝PK。2年ぶりの6連勝で、天皇杯出場圏内の2位・FC東京との勝ち点を3に縮めた。

 またもジンクスを打ち破った。01年以来19年間勝ち星がなかった敵地のFC東京戦(リーグ5分け11敗)で、大きな勝ち点3。FWアデミウソンの挙げたPKを全員で守り切り、2年ぶりの6連勝を成し遂げた。

 名を捨てて実を取った。台風14号の影響でピッチコンディションが悪い中、宮本監督は「今日はやりたいサッカーを表現しなかった。ボールが止まるので、相手のDFラインの背後やエリア内に入れていくことを徹底した」という。

 横パスをつなぐよりも縦のスペースにボールを入れていくことを指示し、FW宇佐美を今季初めて右MFで起用。ダブルボランチのMF井手口とMF山本には、こぼれ球の回収を厳命した。狙い通り、決勝点につながるFKは井手口が相手ファウルを受けて獲得。そして2回連続でシンプルにゴール前へボールを入れたことが、PKを獲得する要因となった。

 殊勲のアデミウソンは「スタメン、リザーブ選手含めて全員がチームのために戦う意欲に満ちている。力を合わせているんだ」とチームの雰囲気が良いことを強調する。今季は本拠地パナスタで1度も勝てていなかった名古屋(9月23日)、鹿島(3日)を連続撃破。試合をこなすごとに攻守で粘り強さが増し、上位2クラブのみに与えられる今年の天皇杯出場も見えてきた。

 大黒柱の遠藤が磐田へ期限付き移籍。チーム内外に与える喪失感は大きい。だが宇佐美も言うように「引きずってはいけない」。一つ一つ勝ちながら、チームは前へと進んでいく。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月11日のニュース