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香川、サラゴサ退団決定…スペイン2部サバデルのマンザネラSD「彼は選択肢の1つ」

[ 2020年10月3日 06:25 ]

香川真司
Photo By スポニチ

 スペイン2部サラゴサは2日、MF香川真司(31)との契約を双方合意の上で解除したとを発表した。9月25日までに選手登録から外れ、事実上の戦力外となっていた。

 香川は昨夏にドルトムント(ドイツ)から2年契約でサラゴサ加入し、念願のスペイン初挑戦を果たした。昨季はリーグ31試合(先発23試合)に出場して4得点1アシスト。レギュラーシーズン3位で臨んだ昇格プレーオフ1回戦で同6位ジローナを相手に光るプレーは見せたものの、チームは2戦合計0―1で敗れて1部昇格を逃した。

 サラゴサは契約があと1年残っていた香川を放出することを決断。地元メディアでは理由として、香川のパフォーマンスがクラブの期待に届かなかったこと、財政難のクラブにとって香川の高年俸がサラリーキャップ制(年俸上限)をクリアする上でも負担になっていたこと、スペイン2部で2つしかないEU圏外選手枠を他の選手へ空けるため、などと報じられていた。

 香川にはカタール、米MLS、トルコなどからオファーが届いているが、本人はスペインでのプレー続行を熱望していると伝えられており、スペイン2部に6季ぶりに昇格してきたサバデルが移籍先候補に浮上。地元ニュースサイトのデスマルケによると、サバデルのマンザネラSD(スポーツディレクター)は2日に「香川は素晴らしい選手で、非常に興味深い。我々は様々な選択肢を考えており、彼はそのうちの1つ」と獲得を検討していることを明言した。

 契約を解除した香川の今季年俸はおよそ60万ユーロ(約7380万円)で、地方の小クラブであるサバデルが香川にオファーできるのは10万ユーロ(約1230万円)前後と報じられている。

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2020年10月3日のニュース