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リバプール クロップ監督、所属選手の代表活動に懸念「受け取った情報が完璧ではない」

[ 2020年10月3日 19:13 ]

リバプール・クロップ監督(AP)
Photo By AP

 イングランド・プレミアリーグのリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督(53)が、所属選手の各国代表での活動に懸念を示した。

 世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が進んでいる中、クロップ監督は2日の会見で「他の国がどのような対応策を取っているのかよくわからない。英国が最も安全な国とは言えないが、ここならどのような対応を取っているかは分かっている」と前置きした上で、「世界中のサッカー協会に連絡を取るのが難しく、少しばかり心配している。(新型コロナウイルスの感染拡大で)難しい状況であるのは分かっているが、一部のサッカー協会から受け取った情報が完璧ではなく、私もすべてを把握しているわけではない」と語った。

 4日のプレミアリーグ第4節アストンビラ戦が行われた後、各国の代表選手は国際マッチのため世界中に散らばる。日本代表FW南野拓実(25)は遠征が行われるオランダに移動し、カメルーン戦(9日)とコートジボワール戦(13日)の強化試合を戦う。また、ブラジル代表のFWロベルト・フィルミノ(29)、GKアリソン・ベッカー(28)、MFファビーニョ(26)の3選手は、2022年W杯南米予選に臨みホームでボリビア戦(10日)、アウェーでペルー戦(14日)を戦う。

 国際マッチウイーク後、リバプールは17日にプレミアリーグ第5節エバートン戦が控える。ドイツ人指揮官は、長距離移動を強いられるブラジル代表選手について「木曜日か金曜日にペルーから戻ってきた後、土曜日にプレミアリーグの試合を行う。最も早く、そして安全に英国に戻す方法を確認する必要がある」と語った。

 リバプールでは、新型コロナウイルスの陽性反応が出たスペイン代表MFティアゴ・アルカンタラ(29)とセネガル代表FWサディオ・マネ(28)の2選手に隔離措置が取られている。

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2020年10月3日のニュース