11＆12月のJ再編日程を発表　ACL組3チームは2チーム編成も

　Jリーグは2日、アジア・チャンピオンズリーグ（ACL）の日程変更により再編を強いられた11、12月のリーグ戦日程を発表した。日程の重複を避けるため最大限に配慮されたが、ACL決勝とJ1最終節が同日に予定されるなど、FC東京、横浜、神戸の出場3チームは2チーム編成を避けられない状況。さらにJリーグの原博実副理事長は「Jリーグの日程をさらに変更しなければいけない可能性もある」との懸念も示した。

　心配されるのはACL出場に伴うコロナ禍での海外渡航。日本では現在、帰国時に検査で陰性でも2週間の隔離が基本原則。しかも現時点で11月中旬から12月中旬に集中開催されるACLの開催地は未定で、原副理事長は「国によって決まりが違う。場合によっては想定より前に出国しないといけない」と指摘した。

　これ以上の日程再編は「厳しい」という原副理事長だが、ACL中止の想定を含め「いろいろな推移を見ながら判断していくしかない」と話した。