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バイエルン3冠達成!欧州CL史上初の全勝V コマンが古巣相手に決勝点「これ以上ないほどの幸せ」

[ 2020年8月25日 05:30 ]

欧州CL決勝   Bミュンヘン1―0パリSG ( 2020年8月23日 )

欧州王者に輝き、トロフィーを掲げて喜ぶノイアー(中央手前)らBミュンヘンの選手たち(AP)
Photo By AP

 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が7季ぶり6度目の頂点に立った。23日、ポルトガル・リスボンで行われた決勝で、パリ・サンジェルマン(フランス)に1―0で勝利。後半14分にフランス代表MFキングスレイ・コマン(24)が頭で決勝点を決めた。国内リーグ、ドイツ杯と合わせた3冠達成は、前回優勝した12~13年シーズン以来2度目。優勝6回は、Rマドリード(スペイン)13回、ACミラン(イタリア)7回に続く大会史上3位タイとなった。

 Bミュンヘンの欧州CL通算500点目という節目の一発だった。3試合ぶり先発のコマンが、16歳でプロデビューした古巣相手に決勝点。DFキミヒのクロスを頭で押し込み「これ以上ないほどの幸せだ」と歓喜した。

 欧州CL記録を更新する11連勝と圧倒的な強さを誇った。コロナ禍で準々決勝と準決勝が一発勝負になったが、1次リーグから全勝での優勝も初の快挙。準々決勝でバルセロナを8―2と圧倒したようにハイプレスから多彩な攻撃を展開。得点王のレバンドフスキが15点、ニャブリが9点を挙げ、チーム43点は大会史上2位だった。

 昨年11月、フリック監督が指揮を執り始めた時点では国内リーグ4位に低迷。コバチ前監督と選手の不和もささやかれ「バイエルンを恐れる必要はないとまで言われていた」(フリック監督)。信頼関係を重視し、選手の能力を最大限引き出して立て直した。昨年12月から公式戦29勝1分けで、直近は同21連勝。指揮官、主将のGKノイアーが異口同音に「チーム全体の勝利」と誇ったように、能力の高い選手が結束して偉業を成し遂げた。

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