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【欧州CL見どころ】29年ぶりイングランド、スペイン、イタリアのチームが不在の準決勝

[ 2020年8月18日 23:25 ]

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)は18日(日本時間19日)からポルトガル・リスボンで準決勝が行われる。

 18日にライプチヒ―パリ・サンジェルマン、19日にリヨン―バイエルン・ミュンヘンが対戦。ともにフランスとドイツの対決で、イングランド、スペイン、イタリアのチームが不在の準決勝は前身の欧州チャンピオンズ杯の1990~91年以来29シーズンぶり。優勝経験があるのはBミュンヘンだけ(5回)と新鮮な顔ぶれとなった。

 25季ぶり2度目の準決勝進出を果たしたパリSGは、2度目の出場で初めて決勝トーナメントに勝ち上がったライプチヒと激突。どちらが勝っても初の決勝進出となる。

 パリSGは準々決勝でアタランタ(イタリア)を相手に後半45分から3分で2点を奪って2―1と劇的な逆転勝ち。ブラジル代表FWネイマールが切れのあるプレーを披露して両得点に絡み、右足首負傷から復帰したフランス代表FWエムバペも途中出場から決勝点をアシストした。トゥヘル監督は17日の会見でエムバペの状態について「アタランタ戦で30分プレーした後(右足首に)悪い反応はなかった。90分プレーできるかは分からないが、先発できる」とスタメン起用を明言。準々決勝で出場停止だったアルゼンチン代表MFディマリアの復帰も好材料だ。

 両チームとも監督はドイツ人で、師弟対決となる。パリSGのトゥヘル監督は、アウクスブルク(ドイツ)のBチームを率いていた2008年に、選手として在籍していたのがライプチヒのナーゲルスマン監督だった。現役引退後はトゥヘル監督の下でスカウトも務めており、ナーゲルスマン監督は「チャンピオンズリーグの準決勝までたどり着けて、彼と対戦できるなんて思わなかった」と喜びを語った。33歳のナーゲルスマン監督が決勝に進出を果たせば、2003~04にモナコ(フランス)を準優勝に導いたデシャン監督(フランス代表監督)の35歳を抜いて大会史上最年少記録となる。

 ◇準々決勝以降の日程と結果◇
 12日 パリ・サンジェルマン(フランス)2―1アタランタ(イタリア)
 13日 ライプチヒ(ドイツ)2―1アトレチコ・マドリード(スペイン)
 14日 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)8―2バルセロナ(スペイン)
 15日 リヨン(フランス)3―1マンチェスター・シティー
 18日 準決勝 ライプチヒ―パリ・サンジェルマン
 19日 準決勝 リヨン―バイエルン・ミュンヘン
 23日 決勝
※開催日は現地。すべて日本時間で翌日午前4時キックオフ。

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2020年8月18日のニュース