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神戸が痛恨ドロー MF郷家、V弾一瞬…ATに悲弾「時間の使い方が課題になった」

[ 2020年8月17日 05:30 ]

明治安田生命J1第10節   神戸2―2鹿島 ( 2020年8月16日    カシマ )

<鹿島・神戸>試合終了間際に同点ゴールを許し引き分けに終わり、肩を落とす神戸イレブン
Photo By 共同

 神戸はアウェーで鹿島と対戦し、2―2で引き分けた。前半19分と後半16分に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)を起点にゴールを奪いながら、試合終了間際に同点弾を献上。ルヴァン杯やACLも含め、週2試合ペースで最大33連戦となる初戦は痛恨のドローとなった。

 試合終了の瞬間、ベンチにいたイニエスタはガックリと肩を落とした。2―1のまま勝利を手にしていたはずが、後半アディショナルタイムも3分が過ぎた土壇場で同点弾を献上。痛すぎるドローにフィンク監督の怒りは収まらなかった。

 「あのカウンターは、普通なら(時間を稼ぐために)コーナーに向かって走るか、連係してシュートに持ち込む。だが、そこでボールを失って失点してしまった」

 問題の場面は、同点弾の直前だ。途中出場のFW藤本がカウンターで敵陣に攻め込みながら、簡単にボールを失うと状況は一転。そのまま失点に直結した。「1人の選手を批判したい訳じゃないが、残り30秒なら(時間の)うまい処理の仕方がある。経験のある選手なら時間をうまく使うことができる」。藤本のミスは受け入れがたかった。

 ルヴァン杯とACLを含め、週2試合ペースで最大33連戦となる初戦。前半19分にイニエスタの蹴ったCKから先制し、後半16分には再び背番号8の仕掛けから追加点が生まれた。J1初先発を飾ったFW小田や今季初ゴールを挙げたMF郷家など若手の活躍もあったが、勝ちきることはできなかった。

 「時間の使い方が、この試合の課題になった」と郷家。連戦のスタートに失敗した中、今度は中2日で柏戦(ノエスタ)を迎える。

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