リヨン10季ぶり4強　交代策ズバリまた格上撃破！

欧州チャンピオンズリーグ   リヨン3―1マンチェスターC （ 2020年8月15日 ）

＜マンチェスターC・リヨン＞喜ぶリヨンのイレブン（AP）
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　15日にポルトガル・リスボンで1試合が無観客で行われ、リヨン（フランス）が3―1でマンチェスター・シティー（イングランド）を破り、10季ぶりに4強入りした。これでベスト4が出そろい、準決勝は18日にライプチヒ（ドイツ）―パリ・サンジェルマン（フランス）、19日にリヨン―バイエルン・ミュンヘン（ドイツ）が行われる。1992～93年に現在の大会名に改称されて以降、スペイン、イングランド、イタリアのクラブがベスト4に一つも残らなかったのは初めて。

　交代策がズバリと当たり、リヨンがプレミアリーグの強豪を撃破。ユベントス（イタリア）に続き格上を倒した。ガルシア監督は「途中出場で重要な役割を担うことになると試合前に話していた」と後半30分に投入した元U―21フランス代表FWデンベレが2得点。34分に縦パスに抜け出して勝ち越し点、42分にはGKがはじいた球を左足で押し込んだ。

　ボール保持率は33％。パス成功数は相手の3分の1にも満たない184本。それでもシュート7本中6本を枠内に飛ばし、3点を奪う効率の良さだった。

　2000年代に国内リーグで7連覇した強豪が欧州で久々に躍進。10季ぶりの4強で、準決勝の相手はくしくも当時と同じBミュンヘンだ。指揮官は「まだ越えるべきハードルが残っている。ぜひ乗り越えたい」と、さらなる番狂わせを狙う。