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劇的勝利の横浜FC・下平監督 最年長出場記録更新のカズを称賛「本当に活躍してくれた」

[ 2020年8月5日 21:34 ]

YBCルヴァン杯1次リーグ第2節   横浜FC1―0鳥栖 ( 2020年8月5日    駅スタ )

<鳥栖・横浜FC>後半、ゴールを決めた瀬沼(右)を迎える横浜FC・三浦(撮影・岡田 丈靖)
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 横浜FCが、後半アディショナルタイムにMC瀬沼優司(29)のゴールで1―0と鳥栖を下した。

 リーグ前節から11人全員を入れ替えて臨み、グループリーグ突破の可能性を残す大きな1勝を挙げた横浜FCの下平隆宏監督(48)は「まず、しっかり勝ち切ること、勝ち点3を取ることがマストだったので、いつも出ていないメンバーが非常に頑張ってくれたと思います」と勝利を喜んだ。

 FW三浦知良は53歳5カ月10日で先発出場。公式戦先発は昨年8月14日、天皇杯3回戦の横浜戦以来で、DF土屋征夫(当時甲府)が17年5月31日鳥栖戦に先発した際の42歳10カ月0日のルヴァン杯最年長出場記録を更新。13年ぶりとなるJ1の舞台で前半29分には強烈ヘッドを放つなど見せ場をつくり、キャプテンマークを巻いて後半18分までプレーした。

 下平監督は三浦に対し「本当に試合前から気合も入っていましたし、チームを鼓舞するところも含めて、あとカズさん自身もビッグチャンスがあって。あそこで決めていれば非常にいい試合だったかなとも思うんですけど、でもチャンスを演出し続けたので本当に良かったと思っています。守備でもしっかり献身的にやってくれましたし、あとはスペースを作ったり、クロスに入ってチャンスを作ったり、本当に活躍してくれたと思います」と称賛した。

 この“カズ効果”もあり、J1で4連敗していたが7月8日以来の勝利を挙げ、下平監督も「やはり勝っていなかったので、1つ勝つことは弾みになると思っていた。ルヴァン杯ですけど、アウェーで勝てたことは非常に大きいですし、きょう頑張ってくれた選手たちもリーグ戦のメンバーにもからんでくると思うんで、そういった意味でもよかったと思います」とホッとしたような表情で語った。

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2020年8月5日のニュース