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カズ 53歳5カ月10日でルヴァン杯最年長出場記録10年以上更新!頭でシュート見せ場も得点ならず交代

[ 2020年8月5日 20:56 ]

YBCルヴァン杯1次リーグ第2節   横浜FC1―0鳥栖 ( 2020年8月5日    駅スタ )

<鳥栖・横浜FC>前半、悔しそうな横浜FC・三浦(撮影・岡田 丈靖)
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 横浜FCのFW三浦知良(53)が5日、ルヴァン杯再開初戦となる1次リーグ鳥栖戦(駅スタ)に2トップの一角で先発、自ら得点はできなかったものの、チームの大きな1勝に貢献した。

 公式戦先発は昨年8月14日、天皇杯3回戦の横浜戦以来、約1年ぶり。53歳5カ月10日での出場は、DF土屋征夫(当時甲府)が17年5月31日鳥栖戦に先発した際の42歳10カ月0日のルヴァン杯最年長出場記録も大幅に更新した。

 今季、グループステージは3試合へ縮小されたため、第1戦で黒星の横浜FCは負けられない試合。相手の鳥栖の先発には17歳のMF相良など若手のU-21の選手が3人名を連ねる中、三浦はキャプテンマークを左腕に巻いて出場。序盤から、精力的に走り、スライディングで止めに入る場面も。前半30分には右サイドでボールを受けたMF斎藤功が弾道の低いクロスをゴール前へ送り、三浦は体勢を崩しながらも頭で合わせる見せ場も作ったが、ボールはGK守田の正面で止められ、ピッチを叩いて悔しがる場面もあった。その後、途中出場の16歳、DF中野と37歳差でマッチアップする場面もあり、積極的なプレーを見せたが前半を0―0で折り返した。

 後半もピッチに姿を現したが、後半18分に交代。土屋が同年5月10日神戸戦で記録した42歳9カ月10日の最年長得点記録の更新はならなかったが、53歳の全力のプレーにスタンドから温かい拍手が送られた。三浦が63分以上出場したのは、18年7月11ヒの天皇杯3回戦・横浜戦以来2年ぶりとなった。

 後半アディショナルタイムに、横浜FCはMC瀬沼が志知からのクロスに頭で決勝点を決め、三浦もガッツポーズで大喜び。敗れたらグループリーグ敗退が決まっただけに、大きな1勝をものにした。

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