×

名門屈辱…デポルティボ相手コロナで延期、試合せず“3部”降格

[ 2020年7月22日 05:30 ]

デポルティボ・柴崎
Photo By ゲッティ=共同

 スペイン2部リーグは20日、各地で最終節が行われ、日本代表MF柴崎岳(28)が所属するデポルティボの降格が決まった。対戦相手のフエンラブラダに新型コロナウイルスの陽性反応者が出たため最終戦が延期となったが、他チームの試合結果により、2部B(3部相当)降格となる19位以下が確定。FW岡崎慎司(34)のウエスカは逆転で初優勝、MF香川真司(31)のサラゴサは3位で昇格プレーオフに進んだ。

 99~00年に1部で優勝を果たした古豪にとって屈辱的な結末となった。デポルティボは最終節を戦う前に降格が決定。ビダル会長は「協会とリーグの重大なミス」と同時キックオフの原則が破られて他の試合が行われたことを非難し、最終節のやり直しを要求した。

 デポルティボは前節まで3連敗で降格圏の19位に転落。最終節の対戦相手フエンラブラダの選手、スタッフ12人の新型コロナウイルス感染が試合直前に発覚し、この試合だけ延期された。バスケス監督が「ルーゴとアルバセテは我々から重圧を受けずに戦う。フェアではない」と懸念した通りに残留を争うライバルがそろって勝利。デポルティボは延期試合に勝って18位ポンフェラディナに勝ち点51で並んでも、今季の直接対決で下回るため19位以下となる。

 訴えが認められず降格が確定すれば、80~81年以来40年ぶりに2部Bでプレーすることになる。柴崎が来季は実質3部でプレーすることになるのか新天地を求めるのか、去就に注目が集まりそうだ。

続きを表示

2020年7月22日のニュース