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京都“パワースポット”新本拠地で今季初逆転勝利 ウタカが連続弾、3位浮上

[ 2020年7月19日 21:34 ]

明治安田生命J2第6節   京都2―1愛媛 ( 2020年7月19日    サンガS )

 京都は、実好礼忠監督が「パワースポット」と表現した新スタジアムで、今季初の逆転勝利を手にした。後半6分に新スタジアム初失点を喫したものの、同14分と16分にFWピーター・ウタカが連続得点。本拠地では今季3戦3勝で、3位に浮上した。

 内容は決して良くなかった。特に前半45分間の戦い方。実好監督は「やりたいことできなかった。守備も前からいきたかったが思うように動かなかった」と後ろに重い守備を強いられ、主導権を握られた。だがハーフタイム。指揮官の「積極的にいこう」という指示とともに、選手たちの中から「ここはホームだぞ。もっとエネルギーを出していかないと勝てないぞ」という声が上がった。

 同点弾をアシストしたFW宮吉は「ホームで勝つという思いを、皆で共有できた」。そしてウタカは前節・北九州戦で負傷したDF森脇の背番号46が入ったユニホームを着てヒーローインタビューに応じ「彼のためにも」勝ちたかったとチームが一つになっていることを強調した。

 2つの得点シーンは愛媛守備陣のクリアボールが京都側にこぼれてくる“幸運”もあったが、それは後半開始からプレスを掛け続けた副産物だ。次戦は敵地で首位・長崎との大一番。次は今季勝利なしのアウェー白星をつかみにいく。

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2020年7月19日のニュース