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鹿島“バイエルン流”健康管理へ!ドイツ社「シーメンス」とパートナー契約 MRI使用で縁

[ 2020年7月17日 05:30 ]

カシマスタジアム併設の整形外科「アントラーズスポーツクリニック」で使用されてるシーメンス社製のMRI装置(クラブ提供)
Photo By 提供写真

 鹿島がMRI装置などを製作する総合電機メーカー「シーメンスヘルスケア」とヘルスケアテクノロジーパートナー契約を締結したことが16日、分かった。同社は17年からドイツ1部バイエルン・ミュンヘンと同様の契約をしているが、日本国内のプロスポーツ団体と医療を通じたパートナーシップ契約を結ぶのは初だ。

 クラブ関係者によるとカシマスタジアム併設の整形外科「アントラーズスポーツクリニック」で同社のMRI機器を使用していたことが縁となり、この契約に至ったという。

 今季のJリーグは新型コロナウイルスの影響で中断したことにより、過密日程となった。選手のコンディション調整は課題。今後はシーメンス社の専門チームが医療技術やデータ解析など同社の強みを生かし選手の健康管理や負傷時の診断をフォローしていく。現在、チームは最下位だがシーズンを戦い抜くための心強いパートナーが加わったと言えそうだ。

 ▽シーメンス ドイツのミュンヘンに本社を置く情報通信、電力、医療機器、家電製品などを幅広く手がける総合電機メーカー。日本においては1861年にドイツ外交使節が徳川将軍家に同社製電信機を献上したことがきっかけで1887年に東京・築地にシーメンス東京事務所が開設された。現在の日本本社は品川区大崎に置かれている。

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2020年7月17日のニュース